スキップフロアの間取り!4つのメリット&4つのデメリット

スキップフロア

土地が狭いけれどできるだけ広い空間が欲しい・・・収納スペースを多くとりたい・・・などの要望を叶えてくれる「スキップフロア」のある間取り。

「ステップフロア」「小上がり」などと呼ばれることもあるスキップフロアは、空間を縦に有効活用することで視覚的に広く見せることができ、また見た目もオシャレなので取り入れる方も増えてきています。

ですが、スキップフロアにもメリット&デメリットがあるのも事実。スキップフロアを採用しようか迷っている方は、まずメリットとデメリットをしっかり理解してくださいね。

スキップフロア4つのメリット

まずはスキップフロアのメリットを具体的に紹介していきます。

段差を作ったところの床下に収納スペースを確保したり、デッドスペースになりがちな部分をちょっとしたワークスペースや遊びのスペースに変化させることも可能。

さらに床面積を広げることができるため、狭い土地や縦長の家でも空間を広く使える点が最大のポイントになっています。

また壁や扉を使用せずに空間を区切ることができるため、開放的な印象を与えることができるというのもメリットです。

部屋数を増やすことができる

手書きイラスト_スキップフロア

2階建ての家にスキップフロアを取り入れることで、空間を3~5層に分けられるわけですから、単純に部屋数を増やすことができます。

一般的な2階建て、3階建ての住宅より家族の声や気配が伝わりやすいので、特に小さなお子様がいるご家庭は安心感が持てるのではないでしょうか。

日当たり&風通し良好

吹き抜けのような間取りのスキップフロアは、太陽の光が下の階まで届きやすく、「すべての層に日が当たる明るい空間」を作りやすくなります。

風を遮る壁や扉がありませんから、窓の位置を工夫すれば風通しも良くなるはずです。

傾斜や高低差のある土地との相性抜群

傾斜や高低差が気になる土地でも、スキップフロアを採用することで、土地を最大限有効活用した家を建設することが可能です。

また、倉庫&収納用途の地下室も作りやすいため、自転車や冬用タイヤなどの大きなものを収納するのに困らなくなります。

手書きイラスト_スキップフロア

スキップフロア4つのデメリット

次に、気になる4つのデメリットを紹介していきます。

空調が行き届かない

スキップフロアを取り入れた間取りは基本的に天井が高いことが多く、さらに壁や扉で仕切りを作らないため、冷暖房の効率が落ちる傾向にあります。

光熱費がかさむ可能性もあるので、設計の際には断熱性・気密性・空調設備をしっかりと考慮することが重要です。

段差が増えバリアフリーでなくなる

バリアフリーで困る車椅子の方

スキップフロアは当然、段差を作ることを前提としていますのでバリアフリーではなくなります。そのため、小さなお子さんや年配の方にとっては大きなデメリットに。

またエレベーターの設置も難しくなるので、エレベーターの設置を検討している場合は、あらかじめ設計プランに組み込めるかどうか相談することをおすすめします。

音が響きやすく、プライバシーの保護が難しい

うるさい!と耳をふさぐ女性

壁や扉がないスキップフロアは、家族の距離が近くコミュニケーションを取りやすい反面、プライバシーの保護が難しくなってしまいます。

仕切りのない空間はより音が響きやすいため、電話の声や映画鑑賞、家族が寝静まったあとの作業などは注意が必要です。

施工業者が限られ、コストも高くなる

スキップフロアは縦に空間を活用していく特殊な施工となるため、対応可能な業者が限られてきます。事前に施工業者のホームページなどから実績を確認しておくことをおすすめします。

複雑な構造の設計なので施工費用も通常より高くなりがちな点と、床面積が多くなるため固定資産税が上がる点も事前に知っておきたいポイントです。

狭小住宅や傾斜地に!スキップフロアで空間を有効活用

手書きイラスト_スキップフロア

山京スタッフアイコン

見た目にもオシャレなスキップフロア、憧れる人も多いんだよ!デメリットもあるけど、検討しているならぜひぜひ相談してみてね!

スキップフロアのメリットとデメリットをご紹介しましたがいかがでしたか?

スキップフロアにはデメリットもありますが、スキップフロアの構造やメリット&デメリットをしっかりと理解しておけば、満足いく家づくりができるはず。

マイホームの購入は一生に一度の大きなお買いものとなります。予算や土地面積・家族構成・生活スタイルなどを考慮して、理想の家づくりを実現してくださいね。