造作洗面台のメリット&デメリット!既製品とは違う憧れの洗面台の魅力
メーカー既製品の洗面台も最近はオシャレなものが多く、既製品なら予算も低くて済みますが、間取りに合わなかったり家のイメージに合わなかったりすることもあるでしょう。
なにより、他にはない我が家だけの洗面台が欲しいという方は、とても大勢いらっしゃいます。
「オシャレな洗面台にしたい!」「個性的でオリジナルの洗面台にしたい!」そんな方におすすめなのが造作洗面台。
本ページでは、造作洗面台の選び方・事例や、採用するメリット&デメリットをご紹介していきます!
もくじ
造作洗面台とは?
造作洗面台とは、施工業者に依頼して造るオリジナルの洗面台のこと。
形が決まったメーカーの既製品とは違い、洗面ボウル、水栓(蛇口)、ミラー(鏡)、収納、照明、カウンターの素材など、全て好きに決められるので、洗面所に個性を出したいという方に大変人気です。
家族の身長に合わせて高を調整することもできますし、必要であれば洗面ボウルを1つではなく2ボウルにして効率UPさせるのもあり。
洗面所は毎日何度も使用する空間ですから、より生活しやすく、そして見た目の良さを向上させる造作洗面が人気なのもうなずけますね。
【施工例】山京建設が造る造作洗面台
山京建設でも、たくさんの造作洗面台を施工しております。
お施主様からも大人気の造作洗面台の一部を、ご紹介いたします。
毎日使う洗面台がオシャレだと、テンション上がるよね!既製品でこの個性は出せないので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。他にもたくさんの施工事例があるので、ぜひお気軽にご相談ください!
造作洗面台のタイプ・種類
今、非常に人気の造作洗面台ですが、その形は大きく分けて5タイプあります。
ひとつずつ詳しくご紹介していくので、ぜひイメージを膨らませつつお好みの洗面台を見つけてみてください。
ベッセル型(置き型)
ベッセル型とは、カウンターの上に洗面ボウルが据え置きされたデザインの洗面台のこと。
デザイン性が高く華やかな印象や高級な印象をもたらすので、ホテルでもよく使われているデザインです。
洗面ボウルを丸みのあるものにして柔らかさを演出したり、長方形のものにして水栓を2つ設置し機能性をプラスしたりすることも可能。
丸みのある洗面ボウルなら、角がないので汚れが溜まりにくく掃除しやすいのもメリットです。
半埋め込み型・埋め込み型
半埋め込み型・埋め込み型は、カウンターに洗面ボウルを埋め込むようにしたデザインのこと。
洗面ボウルの下半分を埋め込むものは半埋め込み型、洗面ボウルの上部少しだけを残して全体的に埋め込むものは埋め込み型、と呼び分けられることもあります。
ベッセル型のようにおしゃれなデザインでありながら、さらにスッキリ感が出せるので、シンプルな空間づくりができるのが特徴。
ベッセル型と、次に紹介するカウンター一体型の良いとこ取りをしているため、こちらも人気のデザインとなっています。
カウンター一体型
カウンター一体型は、洗面ボウルとカウンターにつなぎ目がない洗面台のこと。スッキリとしたデザインでスタイリッシュな雰囲気に仕上げてくれます。
デザインの幅は限られてくるものの、つなぎ目部分がないためホコリが溜まりにくく清潔を保ちやすいのも魅力のひとつ。
手入れ(掃除)がしやすいので、お子さんがいるご家庭にもおすすめです。
アンダーカウンター型
アンダーカウンター型は、カウンターからはみ出さないように埋め込まれた洗面台のこと。
カウンターがフラットになりスッキリとした印象を与えます。
洗面ボウルとカウンターの材質を違うデザインで楽しめるので、カウンター一体型よりも遊び心があるのが魅力です。
ペデスタル型
洗面ボウルを洗面台自体の脚で支えるような造りになっているのがペデスタル型。
排水管を脚で隠すようなデザインで、アンティークな印象を残す個性派の洗面台です。
造作洗面台のメリット
ここからは造作洗面台を選ぶメリットを見ていきましょう。
デザイン性が高い
造作洗面台は、メーカー既製品の洗面台に比べてデザイン性が高くオリジナリティもあるため、個性を出せるのがメリット。
色や材質なども自由に選べるので、こだわった洗面台をつくることができます。
洗面台の下を見える収納にして物の出し入れのしやすさを重視したデザインにしてみたり、逆に見えない収納にしてスッキリした印象にしてみたり、パイプをあえて見せるデザインにしてみたりとデザインの幅が広いんです。
機能性が高い
造作洗面台は、収納力も機能性も自由自在にデザインできます。
家族が多く毎朝、洗面所が渋滞になってしまうようなご家庭なら、洗面ボウルを2つにするのもありですし、大人だけのご家庭なら洗面台の高さを高めにすることも可能。
反対に身長が低めの方なら既製品より低い洗面台にすることもできるのです。
大きな鏡だけでなくメイクやコンタクトレンズ装着時に便利な拡大鏡を設置する、使用頻度が高いハブラシや基礎化粧品を置ける小さなオープン収納棚を付ける、深さのある洗面ボウルをセレクトしてちょっとした洗い物を快適に・・・工夫次第でどんどん利便性を上げていけるのも、造作洗面台のメリットです。
間取りピッタリに合わせられる
造作洗面台は基本的に現場で採寸してから造るので、ピッタリサイズで納められます。
既製品では左右の空間が少し余ってしまったり、そもそも設置できなかったりするところでも、造作洗面台であれば隙間なしで設置可能。きっちりはめ込むもとができるので、無駄な隙間が生じません(必要があれば隙間をつくることももちろん可能ですが・・・)。
造作洗面台はデッドスペースができないという点もメリットのひとつなんです。
造作洗面台のデメリット
造作洗面台はメリットばかりではないんです。気になるデメリットとその対策方法をみていきましょう。
手入れがしにくいデザインがある
造作洗面台のデザインによっては手入れが面倒になる場合があります。
実際、既製品の洗面台は無駄を省いたシンプルなデザインが多いので、掃除しやすいものが多いのですが、造作洗面台は洗面ボウルとカウンターの継ぎ目が汚れやすかったり、洗面ボウルの外側まで拭く必要があったり、また設置してみたものの水が飛び散りやすかったり・・・といった問題点が出てくることも。
もちろんそれは選ぶデザイン次第。フラットなカウンター一体型の造作洗面台であれば、掃除がしやすいのでお手入れも考慮して検討してみてはいかがでしょうか。
費用が高い
造作洗面台は、メーカーの既製品と比べてどうしても費用が高くなってしまいます。
メーカーの既製品は同じものを量産しているので低コストで購入&設置ができますが、造作洗面台はオーダーに合わせていちから造るものなので人件費や材料費などが高くなってしまうんです。
しかし少しでも費用を抑える方法はあります。
例えば大理石など高い素材を避けたり、パーツを自分で用意したり、一部自分たちで施工したり・・・いろいろとできることがあるので、まずは施工業者に相談してみると良いでしょう。
仕上がりや使い勝手がわかりにくい
造作洗面台は、完成した実物をみて使ってみるまで、仕上がりや使い勝手がわかりにくいんです。
稀ではありますが、洗面ボウルと水栓の相性が悪く水が飛び散ってしまったり、洗面ボウルが小さくて洗いにくさを感じたり、立ち位置から洗面ボウルと蛇口までの幅が広くて顔を洗いにくかったりする場合も。
デザインを決定する前に、使う家族の人の身長に合わせた高さや用途を考えることも大切です。
造作洗面台の施工に慣れた業者なら、最適な提案をしてくれるのでそういった業者を選ぶことをおすすめします。
新築で造作洗面台をつくる際の注意点
新築住宅を建てる際に造作洗面台を採用するなら、用途や生活動線をしっかりと考慮すること。
新築の場合、キッチンやバスルームう、トイレなど家全体の間取りを並行して考えていくと思いますが、設置する洗面台をどんな風に使いたいか検討することが大切です。
例えば玄関やトイレ付近に設置する造作洗面台なら、ある程度小さめサイズでも事足りるかもしれません。一方、洗濯機付近に設置するならちょっとした洗い物ができる広めの造作洗面台が便利でしょう。
バスルーム付近であれば、タオルやシャンプー類の在庫等を収納できるよう、収納をたっぷり取るのも良さそうです。
造作洗面台であれば収納スペースの伸びしろが大きいので、ぜひじっくりと検討してみてくださいね。
またこれは新築住宅に限ったことではありませんが、素材ごとのお手入れ方法を正しく理解しておくこともポイント。洗面台は使用頻度が高く、また水を使う場所なので、どうしても小まめなお手入れが必要になります。
ですから壁や収納スペースも含め掃除のしやすさや耐水性を考慮して素材を決定していくのがおすすめです。
リフォームで造作洗面台をつくる際の注意点
どれくらいの規模のリフォーム(リノベーション)なのかで自由度が違ってきますが、造作洗面台を作る際には、家の床や壁など雰囲気に合わせたデザインにすることが大切です。
もちろん家全体をフルリノベーションするような場合は別ですが、例えば木目調のナチュラルな雰囲気の家なのに、シックでスタイリッシュな印象の造作洗面台にしてしまえば、どうしたってちぐはぐになってしまいますよね。
また狭いスペースにあまりに大きすぎる洗面ボウルを入れてしまうと、掃除がしずらくなる可能性も。
リフォームはすでに間取りや家の雰囲気が決まっていることも多いので、家のイメージに合わせた造作洗面台を造りましょう。
またこれまでの洗面台の不便なところや良かったところをまとめておき、それをもとに施工業者に相談することで、より良い洗面台を目指せる可能性大です。
まとめ
今回は造作洗面台のタイプ・種類と、メリット&デメリットについて解説しました。
造作洗面台は多少予算を上げてでも、しっかりこだわってデザインしたい方、家のイメージを重視したい方におすすめ。
メーカーの既製品よりも予算が高くなってしまうデメリットはありますが、実際に新築注文住宅を建てる方の多くが造作洗面台を選んでいます。
自由度が高くデザイン性に優れ、自分たちだけの個性的な洗面台が造れるのは魅力だと思います。
デメリットにも目を向けながら検討してみてはいかがでしょうか。
山京建設ではたくさんの造作洗面台を施工しています!洗面ボウル、鏡、照明などにこだわって、毎日が楽しくなるような洗面台を一緒に造りませんか?