今回インタビューに応じてくださったのは、2025年8月にお引き渡しが完了したS様ご夫妻。
お二人の家づくりは、明確なテーマのもと細かな仕様までじっくりと時間をかけてこだわり抜いたものだったようです。
『猫とレコード』大切にしたいものが暮らしを鮮やかに彩ってゆきます。笑顔と喜びに包まれたS様の住まいを紹介いたします。
好きなものと寄り添って暮らす
住宅街に佇むS様のお住まい。堅牢な外壁に包まれ、屋内ではおだやかな時間が流れています。
鮮やかに映えるオレンジの天井、あちこちに散りばめられた猫のアイコン、音に溺れる防音室に愛猫が自由に駆け回る猫部屋。大切なものに寄り添って過ごす毎日によって深まるクオリティ・オブ・ライフ。注文住宅だからこそ叶う贅沢な暮らしがそこにありました。
・お施主様:S様
・家族構成:ご夫婦+愛猫

まずは家づくりをはじめたきっかけからお聞かせいただけますか。
お施主様(ご主人)
元々、近隣に住んでいて土地勘はありました。コンセプトが決まっていたので、あとは希望に合う家を建てられる土地が見つかるまで同じエリアで何軒も回って探していました。

山京建設で家を建てることになったきっかけは?
お施主様(奥様)
土地探しを任せていた不動産会社から「ペットと住む家を建てるのなら山京建設がいい、専門は犬だけどペットのアドバイザーも社内にいるし、一度話してみるといいよ」と、そのまま連れて行かれました(笑)。それがきっかけですね。
やわらかな光が鮮やかに広がるリビング

早速ですが…リビングの天井につい目を奪われますね。
お施主様(奥様)
リビングが明るくなるよう、悩み抜いた末にビビッドなオレンジのクロスにしました。色合いが鮮やかなので実際はどうなんだろうと不安もありましたが、お天気に関わらず明るい雰囲気に仕上がって大満足です。キッチン後ろの壁紙が全く決まらず、全員でサンプルをくまなく見て悩みに悩みました(笑)。最終的に足達さんが「これいいんじゃないでしょうか?」と提案してくれたもので決めましたが、これがとても良い雰囲気で、しっくりきました!良かったです。
足達(山京建設/営業担当)
よかった!絶対にこれが合うと思ったんです。喜んでいただけて私もうれしいです。
お施主様(ご主人)
光がいっぱい入るようにしようと、庭に面した窓は大きくしました。カーテンを合わせるのが大変でした(笑)。

間取りなどのプランについて、具体的なご要望などありましたか?
お施主様(奥様)
LDKと水回りは扉を追加して回遊動線にしてもらいました。ぐるぐる行き来ができて水回りも直線的に並んでいるので動きに無駄がなくなり、ずいぶんと家事が楽になりました。洗面水回りのストライプの壁紙は思ったより部屋にピッタリで大正解です。

水回りはすっきりとしていて、明るく爽やかな印象を受けます。
お施主様(ご主人)
洗面台は標準のものだと少し低くて使いづらいと感じたので、設計の段階から7cm底上げしてもらいました。屈まなくて済むので腰に負担もかかりませんし、使いやすいです。洗面台のランクを上げなくて済んだのも大きいですね。防音室や猫部屋など、お金を掛けるところとやりくりするところのバランスを考えて、メリハリをつけることができました。
足達(山京建設/営業担当)
最初はご要望通りに設備仕様を盛り込んで、そこから優先順位をつけて削っていってもらいました。お二人ともやりたいことがはっきりしていたので、納得して進めていただくことができたんじゃないかと思います。
お施主様(奥様)
お風呂場に並んでいる縦スリットの窓は左右で開きが逆になっていてハの字に開くので風が通り抜けやすく、開けておくと湿気がこもらないんですよ。お風呂場が明るいのも気持ちいいですね。壁はマグネットなのでバスアイテムを並べられますし、爽やかなブルーのアクセントウォールもお気に入りです。
足達(山京建設/営業担当)
お風呂の窓は「ウチにもこれが欲しい!」と思いました(笑)。玄関脇の窓も通気しやすい二連方式にされてますよね。
心を満たす空間づくり

この防音室はまさにプライベートスタジオといった感じですね。憧れます。
お施主様(ご主人)
ショールームで体感してからはもう首ったけです。天井にもスピーカーを埋め込んだ360°音響で上下左右から音に包まれるので、大好きな音楽に溺れて過ごすことができます。二重扉で音漏れしないので、一度こもって音楽を聴いたり映画を観たりしているとつい時間を忘れてしまいます。試しに大音量を流して隣の部屋で耳をそばだててみたのですが、全く分かりませんでした。広さは10帖ありますが、実はもう少し大きくしたくて…でもこれより大きくすると音が膨らんだりすると言われて、それならと諦めました。
お施主様(奥様)
映画館より音が近いので、迫力があります。わざわざ出かけなくても家でライブの臨場感が楽しめますね。光量の調節だけでなく、テープライトを使って調色もできます。でも夫がこの部屋にいるときは外から呼びかけても聞こえないので、いつも仕方なく扉を2枚開けて入って、声掛けしないとなのでめちゃくちゃ大変で、インターホンをつけたいくらいです。
足達(山京建設/営業担当)
防音室はご主人の担当だったので奥様は最初ぜんぜん興味がなくて。でも話が進むにつれて一緒に興味津々で話を聞いてらっしゃいましたね。完成お披露目で実際に拝見して、扉1枚を隔てて1mの距離にいても部屋の中と外でお互いの音がまったく聞こえないので、びっくりしました。

2階のセカンドリビングは…猫部屋なんですね!早速猫ちゃんがお出迎えに来てくれました。
お施主様(奥様)
猫が主役の空間です。今後、保護猫活動もできたらいいなと思って、広くしてもらいました。17.5帖なので私たちが使うLDKより広いです(笑)。バルコニーはコートラインにして、光や風が入るようにしながら猫の飛び出しを防止しています。キャットウォーク、ネコステップ、ネコシェルフ、まんべんなく使ってくれるので、この子(猫)も満足してくれてると思います。お気に入りはコーナーの窓みたいです。見晴らしがいいので窓際から外をよく眺めてますね。その姿も絵になるので私も大満足です。

クロークに専用のスロップシンクもあるんですね。
お施主様(奥様)
掃除や片付けまでこの部屋で完結するので便利です。壁材は傷がつきにくくて防水・抗菌機能もあるハピアウォールにしました。ナノイーで消臭もしているので、臭いが気にならないと思います。天井は蓄光クロスになっていて、電気を消しても急に真っ暗ではなくて徐々に暗くなります。できるだけ猫がストレスを感じない部屋になるように考えました。
お施主様(ご主人)
隣の寝室と小窓でつながっていて気配が伝わりますし、猫ドアで行き来もできるので寂しくないと思います。


家のあちこちにある猫のデザインも見逃せませんね。
お施主様(奥様)
猫グッズが目に留まると、つい買ってしまいます…(笑)。階段を上がった正面の壁紙はいろんなデザインを見せてもらった中にあって「絶対これを使おう」と決めました。1階に猫の脱走防止ゲートを付けると横に空間ができるので、何か購入しないといけないかも、という話をしていたら「市販のものなりなんなり必要になるなら最初からつけましょう。絶対に端材が出るので」と余った部材を使って柱を造り付けてくれました。格子状で光や視線が通るので圧迫感がありませんし、空気も流れるので本当に感謝しています。
こだわったからこそ毎日が楽しく、快適

ほかにはどんなところにこだわりましたか?
お施主様(奥様)
1階も2階もトイレには明かり取りの窓をつけてもらいました。2階はシックなデザインで窓際は収納になっています。1階はシンプルにして、それぞれ違うテイストに仕上げてもらいました。
お施主様(奥様)
玄関脇の姿見鏡は裏が収納になっています。これもほかのお宅で実際につくったのを例に出して提案してもらいました。出かけるとき靴を履く前に身だしなみをチェックできるので重宝しています。
お施主様(ご主人)
防犯対策も兼ねて窓はすべて二重窓にしていて、結露もないし騒音も気になりません。エアコンの省エネ効果も大きいし、猫が外の音にびっくりすることもないです。でもちゃんと2階の猫の気配は伝わってくるので安心です。

最後に、山京建設と家づくりをした感想を教えてください。
お施主様(奥様)
いざ建てようとなってからは1年近く山京建設のオフィスに通いました。多いときには毎週「あーでもない、こーでもない」と関係者みんなでアイデアを出し合って決めていきましたね。「いい家にしたい」という気持ちがスタッフのみなさんからも伝わってきて、楽しかったです。
足達(山京建設/営業担当)
私たちも一緒になって、細かなところまでこだわって意見を出し合ったので楽しかったですね。特にクロスを決めるときは激論でした!
お施主様(ご主人)
いざとなるとなかなか決まらなくて、最終的には考えるのが嫌になりました(笑)。
インタビューを終えて
家づくりにじっくり時間をかけて、自分たちが望んでいた暮らしを叶えたS様ご夫妻。音に溺れ、猫に溺れる暮らしはおだやかで、満ち足りた毎日を過ごすことができているそうです。取捨選択を繰り返しながらも好きなものにお金をかけて手に入れた丁寧な暮らしは、家づくりの最適解の一つとも言えるでしょう。ご夫妻だけでなく愛猫もどこか自慢げに部屋を案内してくれているように感じられました。
音楽室と猫部屋は最初からずっとブレることなく、家づくりを進めてきたS様ご夫妻。完成お披露目ではスタッフも実際に防音室を体感させていただきましたが、臨場感は別格でした。暮らしも住まいも大切に想ってくださるS様。これからも末永く続くお付き合いをよろしくお願いいたします。