マンションから戸建てに住み替え(買い替え)!メリット&後悔しないための注意点

カラフルなマンション

マンションに住んでいて「一戸建てにすれば良かった」と、後悔している方も多いのではないでしょうか。

実は、私たち山京建設にご依頼いただくお施主様の中にも、住んでいるマンションに不便を感じて一戸建てに住み替えるという方、多いんです。

そこで本ページでは、マンションから一戸建てに住み替えを検討している方に知ってほしい、注意点や住み替えのメリットをご紹介!

今抱えている不安を払拭することで、住み替えをすることに前向きになり、さらなる快適な暮らしを実現できるはずです。

マンションから戸建てに住み替えるケースは多い!

都会的な家のリビング

「住んでいるマンションの築年数が気になってきた」
「設備や収納に不満があり、リフォームか住み替えで悩んでいる」
「家族が増えて今の間取りが手狭になってきた」

このような理由で、マンションから戸建てに買い替えるケースは少なくありません。お金の問題も付きまとうところですが、不便や不満を感じたままの生活は、決して快適であるとは言えません。

家とは気持ち良く暮らすためのものであり、そのためには必要に応じて変化させることが大切。

それは、模様替えや家具の配置替えだったり、リフォーム&リノベーションだったり、引っ越しだったり、さまざまな方法がありますが、一戸建てへの住み替えもひとつの方法だと言えるでしょう。

長い時間を過ごす家だからこそ、大きな不満を抱えつづけているのはもったいないと思いませんか?

マンションから戸建てに住み替えるメリット

一戸建てに憧れや理想を持つ方も多いと思いますが、まずは一戸建てならではのメリットを紹介します。

ランニングコストが必要なくなる

電卓を打つ女性

マンション・アパートには、管理費をはじめ修繕積立金、駐車・駐輪場代などがどうしても必要になります。

しかし一戸建てなら住宅ローンが同額だった場合に、上記のようなランニングコストがかからないことが金銭面での大きなメリット。

もちろん一戸建てであってもメンテナンスが必要になりますが、マンション住まいで必要となる管理費等を保管しておきそこに充てることもできますし、何より自分のタイミングでメンテナンスができることもメリットだと言えるでしょう。

維持費を抑えて、家計の節約効果を期待できます。

建物がなくなっても土地が残る

マンションの場合、どうしてもその価値はほとんどは建物だけのものとなってしまいます。

一方で、一戸建ては建物が古くなって取り壊したり、万が一の災害が起きたりと、何かしらの形で建物自体がなくなってしまっても、土地があれば資産価値がゼロになることはありません。

また、子や孫に引き継げる財産でもあるため、長期的に見て価値の高い資産といえます。

ペット問題や騒音問題がなくなる

浴槽に入った犬と猫

部屋が隣接しているマンションでは、足音や振動などの生活音や、お子様の声やペットの鳴き声などが原因となり近隣トラブルに発展することも少なくありません。

特に上下階の音は響くので、カーペットやラグマットを何重にもしたり、静かな生活を心掛けたりと、暮らすことがストレスになることも。

騒音や振動が気にならない一戸建てのほうが、その点では快適だと言えるでしょう。

また、ペット飼育についての制限もなく、ペットを家族として迎えたい方にとっても、一戸建てのほうがより安心です。

リフォームや増改築が自由にできる

管理規約や使用細則のあるマンションは、リフォームにおいても規定が多く、個人での意思だけでは簡単に着手ができません。

一戸建てであれば、リフォームや増改築の自由度は非常に高く、中古住宅を検討している方にとってもカスタマイズの幅は広いといえるでしょう。

自由度が高い家づくりができる

設計図とそれを囲む3人

一戸建てでも自由にカスタマイズできる注文住宅なら、ゼロから家づくりができるため“自分の暮らしをつくる”楽しみや喜びを感じながら、ライフスタイルに合ったプランを考えられます。

自らでつくったこだわりの家に対して愛着が沸くことも、間違いありません。

間取りはもちろん壁紙や床材、照明などあらゆるところを自分らしく設計することができるので、楽しく家づくりができるはずです。

リバースモーゲージが利用できる

リバースモーゲージとは持ち家を担保として、金融機関から融資を受けられる高齢者世帯向けの商品であり、近年注目されている住宅担保型ローンです。

老後の生活資金やリフォーム費用にも利用できることから、将来的にみても安心のローンですが、マンションの場合は対象外となることが多いのも事実。

年金生活に不安のある方は、一戸建ての取得によりリバースモーゲージが利用できることも覚えておくと良いでしょう。

マンションから戸建てに住み替えるデメリット

ここまでは住み替えのメリットを紹介しましたが、注意すべきデメリットも存在します。

メリット・デメリットを踏まえたうえで、一戸建てへの住み替えを検討してみてください。

セキュリティを強化する必要がある

デスク

オートロックに防犯カメラ・24時間監視システムといったマンションに備わっているセキュリティ対策は、一戸建ての場合、自分で備える必要があります。

立地や周辺状況を把握し、どこまでセキュリティ対策をする必要があるかを検討しましょう。

警備会社に依頼せずとも、個人宅用の防犯システムやグッズもあるため、身を守るためにしっかりと活用したいところです。

修繕費は自分で確保していく必要がある

維持費や固定費は一戸建てのほうが抑えられる分、急な修繕が必要になる場面も出てくるでしょう。

出費が痛いからと放置しておくことで、さらに修繕費が膨らんでしまうこともあるので注意が必要。

突然の出費に悩まされないためにも、月々の積み立てをすることにより、もしものための備えをしておくことが大切です。

バリアフリー設計を導入しにくい

門扉から玄関までの距離や、家の中の段差や階段など、戸建てはバリアフリー設計を導入しづらい点があります。

また、2階建てや3階建ての家が多いため、多額の費用がかかる減築も視野に入れなければならない可能性も。

“終の棲家”として長く暮らしていきたいと考えている方は、将来を見据えた設計・間取りもあわせてプランニングしていくべきでしょう。

毎日ゴミを出すことができない

並んだカラフルなゴミ箱

24時間ゴミ出しが可能なマンションが多い中、戸建ての場合には定められた指定の日にちや曜日に、ゴミ出しをしなければいけません。

朝のルーティンに追加しなければいけない項目が増えるため、ストレスに感じてしまう方もいるかもしれません。

また、マンションではよく見る生ごみ粉砕機のディスポーザーですが、一般家庭に取り付ける場合には、各自治体の条例に従う必要があります。

生ごみ処理機といった家庭用のものを活用しながら、ゴミ出しの習慣も身につけていきましょう。

【マンション→戸建て】買い替えまとめ

本記事では、マンションから一戸建てに住み替えを検討している方に向けて、知っておいていただきたい情報をまとめました。

住み替えをするにあたり最も大事なことは「どんな不便や不満を解消したいのか?」ということ。一戸建てに住み替えをすることで、それらの不便・不満を解消できるかを十分に検討しましょう。

また、頭を抱えて悩むよりも、紙に書き出して可視化することをおすすめします。不便な点や次の暮らしに望みたいことをリストにすることで、自分の理想の暮らしが見えてくるはずですよ。

後悔しない住み替えをするためにも、メリットとデメリット両方を抑えておきましょう。

 

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太田 貴也▶ twitter▶ Instagram