新築のカーテン費用の予算相場!オーダーカーテンは必要?費用を抑えるコツとは
新築カーテンの費用・・・実際どれくらいかかるのか?予算内に収まるのか?心配ですよね。
カーテンと一口に言っても、カーテン本体だけでなく、カーテンレールやレールの取り付け、採寸などさまざまな項目にコストがかかりますし、それが全部屋となると予算が膨らむのも容易に想像がつきます。
「質の良いカーテンをできるだけ費用を抑えて設置したい!」というのは当然の心理。
そこで今回は新築のカーテンの相場と、おすすめの購入方法をご紹介していきます。記事の最後には、カーテン費用を抑えるコツもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。
もくじ
新築カーテンの費用の相場はどれくらい?
施工会社(工務店やハウスメーカー)に依頼する場合、新築カーテンの費用相場は、1坪1万円ほど(1坪=約3.3平米(㎡))が最低ラインと言われています。
つまり30坪だと30万円ほどになるという計算。また窓10箇所の場合で、費用は30~50万円が相場という説も。もちろん窓の大きさや設置するカーテンなど条件によってコストが左右されますが、ある程度の金額がかかるということがわかります。
こだわればこだわるほど、どんどん価格が上がるのも事実。
それはカーテンの質や厚み、機能性、カーテンレールのデザイン、窓の大きさや数で価格が大きく違うから。
特に施工業者と提携しているカーテン専門店は、生地の質も機能性も非常に優秀なカーテンが揃っているため、高額になりがちです。
ですから1坪1万円はあくまでも相場であり、オーダーによって大きな差が出るということを覚えておきましょう。
とはいえカーテンの予算をしっかりと考えておかなければ、「カーテンにばかりお金をかけてしまい予算がなくなってしまった」ということになりかねません。
ではどうやって予算を決めたら良いのでしょうか?予算の決め方については次の項目で詳しくご紹介いたします。
新築カーテンの予算を決めておこう
新築カーテンを選ぶ前に決めておきたいのが、「予算は〇万円まで!」と大まかに決めておくこと。
予算の上限を決めておけば、最終的に予算オーバーになることはありません。
もちろん初めての家づくりでカーテンの予算なんてわからない!という方も少なくないと思います。インターネットにもいろいろな情報が出ていますが、それだけでなく先に新築を建てたご友人などに聞いてみたり、施工業者に聞いてみるのもおすすめです。
施工業者は過去の事例から適切なアドバイスができるはず。
また、施工会社と提携しているカーテン専門店なら、新築住宅のカーテン設置事例を数多く把握していますから、予算の決め方についてもアドバイスをしてくれます。
無理のある予算だと難しいと思いますが、予算の範囲内でカーテンを選んでくれることでしょう。
決めた予算内で依頼するお店を選ぶ
カーテンを依頼できるお店は大きくわけて次の2つです。
依頼先 | 予算の目安 |
---|---|
カーテン専門店(施工業者提携含む) | 30万円~ |
ホームセンターなどの量販店 | 10万円前後 |
予算を大まかに決め、そのまま施工業者に依頼するというのも悪くありませんが、まずはニトリなどのホームセンター・量販店をチェックしてみるのも良いかもしれません。
どんなカーテンが販売されているのか実際に見て触れてみると、その後の検討材料にもなります。
ニトリやホームセンターを選ぶメリット
ニトリなどのホームセンター・量販店のメリットはとにかくコストの安さ。
カーテン専門店に比べて種類は少ないものの、既製品からお店によってはフルオーダーカーテンまで揃っていますし、既製品であれば価格も安く、場合によっては納期が早い可能性大。
最近では機能性カーテンも手に入りますから、「ホームセンターで充分!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また店舗によってはフルオーダーよりも安い「イージーオーダー」という低コストなオーダーカーテンも依頼可能です(ニトリ等)。
有料オプション(1万円~2万円ほど)を追加すれば、カーテンやカーテンレールの採寸から取り付けまでやってくれます。
もちろん取り付けを自分でやればさらにコスト減も可能。カーテンに予算をかけたくない方や、カーテンを含む模様替えを頻繁にされる方は、ニトリなどのホームセンター・量販店で購入するのがおすすめです。
カーテン専門店(施工業者提携含む)を選ぶメリット
カーテン専門店のメリットは、何と言っても高品質なカーテンやカーテンレールが手に入る点。
最近のカーテンは防炎機能、遮熱機能、抗菌・消臭機能、通風機能、花粉吸着機能、PM2.5吸着機能、形状記憶機能・・・などさまざまな機能を兼ね備えています。
このようなかなり高機能かつデザイン性も高い優秀なカーテンが揃っているのは大きな魅力。
しっかりと採寸してくれますから、家にピッタリサイズのカーテンやカーテンレールが設置可能。また、施工業者と提携しているカーテン専門店であれば、新築住宅の受け渡し時にカーテンレールやカーテンが設置された状態になるので、その後の生活も非常に便利だと思います。
施工業者と提携しているカーテン専門店でサンプルを見て、気に入るものがあれば見積もりを出してもらいましょう。
その時に納得できる予算であれば、断然、施工会社の提携店がおすすめです。
高品質なカーテンは長く使用できますから、長い目で見てもメリットは大きいと言えるでしょう。
新築住宅のカーテン選び!賢い選び方とよくある5つの失敗例を解説
新築カーテンの費用を抑える5つのコツ
最後に新築カーテンの費用を抑えるための5つの方法をご紹介いたします。
優先順位を考える
高品質なカーテンを全部屋に設置するとなると、やはりそれなりにコストが膨らみます。
そこで多くの方が実践しているのが優先順位を考えるというもの。
例えば来客が多いリビングや、長時間過ごす主寝室のカーテンはカーテン専門店でオーダー、年齢によって好みが変わる可能性がある子ども部屋や人があまり立ち入らない部屋はホームセンターなどの既製品を・・・というのは賢い選択かもしれませんね。
カーテン無しも検討する
カーテンは全部屋に設置する必要はありません。
よくトイレや浴室に使用される“すりガラス”。家の中が見えなくなるすりガラスを採用すれば、カーテンは実質不要になります。
例えば廊下や階段などはすりガラスでも問題ないというケースも少なくありませんから、ぜひ検討してみましょう。
すりガラスは、実は光をほど良く取り入れ、明るい空間にしてくれるというメリットもあるのです。
他にもカーテンがない部屋のメリットはいくつもあります。
【カーテンがない部屋のメリット】
- 部屋が広く見えて映える
- カーテンの手入れが必要ない
- 朝日で目が覚め体調やメンタルが安定する
- 結露でカビを気にしなくて良い
これらを考慮しつつ、本当にカーテンが必要かどうか考えてみてはいかがでしょうか。
すべて新品にする必要はあるか考える
全部屋のカーテンを新品にする必要があるのか、考えてみても良いかもしれません。
せっかくの新築住宅、カーテンも新しくしたい・・・という気持ちはわかりますが、新築にしたからといってカーテンまですべて一新する必要はありません。
劣化していたり汚れてしまったカーテンは別として、もし前の住まいのカーテンが問題なく使用できるなら、それを使うのもあり。
最初はリビングだけこだわりの新品カーテンを付けておいて、少しずつ他の部屋のカーテンも新しいものに替えていく・・・というもの良いかもしれません。
できるだけ既製品を選ぶ
既製品とオーダーカーテンの価格差は雲泥の差です。
カーテンの質やデザインもまるで違うと思いますが、とはいえ既製品でもおしゃれなデザインや高機能なカーテンはたくさん販売されています。
サイズの問題はあるかもしれませんが、既製品の中から合うものを探すというのもあり。
既製品であればカーテン専門店の高品質なカーテンでも予算を抑えられる可能性大ですから、ぜひ検討してみてくださいね。
プロにすべてお任せしない
プロにすべてお任せすれば、余計なことを考えずに済みますし、間違いも起こりにくいもの。
しかし新築カーテンの価格は天井知らず。特に採寸や取り付けは出張費、人件費などがかかるので予算オーバーになってしまうことも・・・。
費用を抑えたい方はすべてをプロに任せず、カーテンの取り付けなど自分でできるところは家族と一緒に頑張ってみるのもおすすめです。
とはいえ、素人がカーテンレールの取り付けや採寸までやってしまうと、失敗してしまって余計な費用がかかってしまうこともあります。
自分でできそうにないところは初めからプロにお任せするのが良いでしょう。
まとめ
今回は新築カーテンの相場や、予算の決め方、費用を抑えるコツをご紹介しました。
新築物件の購入は大きな買い物。限られた予算の中で、どうやってカーテン費用を抑えれば良いのかわからないという方も多いでしょう。
まずは施工業者の担当者に相談してみるのがおすすめ。信頼できる業者であれば、ホームセンターでの購入も含め、いろいろな提案をしてくれます。
ぜひこの記事を参考に、予算内で最善のカーテンを選べるようにしてくださいね。
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