「吹き抜け」アイデア集!間取りのどこかに吹き抜けを入れたい方必読!
お洒落で解放感を演出できる「吹き抜け」は、憧れている方も多いはず。
ですが、「間取りのどこに吹き抜けをつくろうか・・・」と悩む方は少なくありません。
そこで今回は、吹き抜けをつくる間取りのアイデアを紹介します。ぜひ、吹き抜けを造る際の参考にしてみてくださいね。
もくじ
「吹き抜け」とは?
吹き抜けとは、複数階にまたがり高さがある空間、2層以上の構造で、下の階の天井&上の階の床を設けないつながりある空間のこと。
縦に広い空間をつくり出せます。
吹き抜けは、開放感がありお洒落な雰囲気になるのが特徴。
特にデザインにこだわりのある方から、高い評価を得ています。
吹き抜けのメリット&デメリットを知ろう!後悔しない吹き抜けで開放感を演出
吹き抜けのおすすめアイデア
吹き抜けは、取り入れる間取りによって雰囲気がまったく異なります。
ここでは、吹き抜けのおすすめアイデアを4つ紹介しましょう。
吹き抜け×リビング階段
リビングに階段を配置し(リビング階段)、その上に吹き抜けを設ける間取りが人気です。
一般的に、階段は狭い壁に囲まれていることが多くなります。
しかし、リビング内にオープンな階段をつくり、それを吹き抜けにすることで明るい雰囲気になるでしょう。
家族間のコミュニケーションを取りやすい間取りになますし、階段下はデッドスペースになりがちですが、リビングに設けることで面積を節約できるメリットもあります。
吹き抜け×玄関
家に入った瞬間に吹き抜けがあると、人の目を引くお洒落な玄関になります。玄関は家の第一印象なので、招かれた人があっと驚くことでしょう。
通常、玄関は暗くなりがちですが、吹き抜けの窓から光が入ることにより、明るくなります。
ただし注意したいのは、玄関の広さ。
狭い玄関だと、吹き抜けにしてもあまり開放感が出ません。ですから玄関に吹き抜けをつくる場合は、スペースを広めに設定することをおすすめします。
吹き抜け×テラスリビング
テラスリビングとは、リビングの延長線上にあるテラスのこと。
室内にいながらも、外の暖かい日差しを感じられます。
そんなリビングテラスを吹き抜けにすることで、より明るい雰囲気をつくり出せるでしょう。
休日には、家族で集まってゆっくりと過ごしたくなります。
吹き抜け×スキップフロア
スキップフロアとは、同じ階層内に違う高さのフロアが設けられていること。
例えば、小上がりや中2階、半地下などが当てはまります。
吹き抜けを組み合わせることで、スキップフロアまで明るさアップ。
スキップフロアを子どもが遊ぶスペースにすれば、様子をいつでも見守れるでしょう。
吹き抜けを取り入れるときの注意点
お洒落で開放的な雰囲気が魅力の吹き抜けですが、何も考えずに取り入れると後悔することも・・・。
ここでは、吹き抜けを取り入れるときの注意点を解説します。
採光を妨げる造りは避ける
吹き抜けの魅力といえば、高い位置から太陽光が差し込むこと。
つまり、吹き抜けのメリットを最大限活かすには、自然光が入りやすい造りにする必要があります。
壁に囲まれた間口の狭い吹き抜けや、窓からの光を遮って採光を妨げる造りは避けましょう。できるだけ広いスペースに吹き抜けを配置した方が、開放的な雰囲気を感じられます。
光を取り入れるために、大きめの窓を設置するのもおすすめです。
照明やシーリングファンにこだわる
吹き抜けには、シーリングファンの設置をおすすめします。
シーリングファンを設置することで、室内の温度差を調整できますし、お洒落な雰囲気を演出できるでしょう。
また、天井が高いからこそユニークな照明を選べるのも嬉しいところ。
【さまざまな照明】
- 天井からぶら下がり、お洒落な空間を演出できる「ペンダントライト」
- 壁面を照らし、部屋全体を間接的に照らす「ブラケットライト」
- インテリアを邪魔しない「ダウンライト」
- 狭い範囲に明かりを届ける「スポットライト」
お洒落な吹き抜けにしたい方は、照明やシーリングファンにもこだわってみましょう。
メンテナンスしやすさを考える
吹き抜けは高い位置にあるため、掃除や電球交換などのメンテナンスが難しくなります。
そのため、メンテナンスしやすいように工夫する必要があるでしょう。
【メンテナンスのポイント】
- 吹き抜けの窓周辺に通路を設け、掃除できるようにする
- 電球はLEDにする
- 手の届きやすい場所に電球を設置するor電動昇降式の照明にする
- 定期的に清掃業者へ依頼する
年齢を重ねても快適に暮らせるよう、メンテナンスのしやすさを考えておきましょう。
吹き抜けはコストアップかコストダウンか?
吹き抜けは2階の床の面積が少なくなるため、その分のコストが抑えられます。
その一方、吹き抜けの工事は足場を設置しなくてはいけないため、手間がかかる分、工事費が高くなります。
結論として、吹き抜けを取り入れるからといって、工事費に大きな違いはないでしょう。
それよりも注意したいのは、冷暖房費です。
吹き抜けは冷暖房が効きにくいため、光熱費が高くなる傾向にあります。
しかし断熱・気密性を高めたり、換気しやすい設計にしたりと、工夫することで光熱費を抑えることも。工務店・ハウスメーカーに相談することをおすすめします。
吹き抜けを賢く取り入れてお洒落なマイホームに
今回は、吹き抜けをつくる間取りのアイデアを紹介しました。
吹き抜けは、取り入れる間取りによって雰囲気や機能が変わります。
ご自宅の間取りに適した吹き抜けを取り入れ、満足のいく家づくりを進めていきましょう。
太田 貴也/▶ twitter│▶ Instagram
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