視界コントロールし伸びやかなLDKを実現。家族を想い、変化を受け止める家
今回インタビューさせていただいたのは、広いリビングが自慢のT様邸。
こだわりのプランニングで、ご家族が集まる大きなLDK空間から上手に各部屋を繋げた、賢い注文住宅を見せていただきました。
将来的なライフスタイルの変化もしっかりと落とし込んでカタチにしたT様の家づくり体験談。ぜひ最後までお楽しみください!
もくじ
変化にも強い賢い注文住宅
台風情報が騒がしく、雨天により外観の撮影を諦めなくては・・・そんなインタビュー当日でしたが、到着するやいなや雨が落ち着き、まさに「晴れ間」のインタビューとなった今回。
美しい外観もばっちり撮影でき、こだわりの屋内もたっぷりじっくり見せていただけた充実のT様邸インタビューをご覧ください。
ご夫婦とお子様と、そしてこれから増えるかもしれないご家族のカタチも考えた、「家族想いの家」。今回もNGなしでインタビューしてまいりました。
・お施主様:T様
・家族構成:ご夫婦+お子様2人(4人家族)
最低でも5LDKにしたい!
以前はどんなお住まいでしたか?注文住宅を建てるきっかけは?
お施主様(ご主人)
以前は2LDKの賃貸物件で、とにかく部屋も収納も足りていなかったんです。
ひとつの部屋が寝室で、もうひとつが荷物置き場のようになっていて、子どものおもちゃは仕方なくリビングに置いてある・・・そんな状態でした。
新しい物件だったので暑すぎるとか寒すぎるとか、そういった過ごしにくさはなかったんですけどね。
お施主様(奥様)
子どもたちが遊ぶのも、家族が食事するのも、くつろぐのもリビングなので、とにかく何をするにも片付けからスタートするような生活スタイル。
収納スペースも少なかったので収納家具を購入するのですが、結果的にどんどん部屋が狭くなっていく・・・それも悩みでした。
子どもが遊べる空間が限られているので、どうしても「片付けて!」と怒らなくてはならず。そういう点でも広い一戸建てが欲しいという想いがあったんです。
お施主様(ご主人)
もともと妻と「将来は一戸建てが欲しい」と話していたので、中古住宅や分譲マンションなどの選択肢はなかったです。
子どもは3人以上欲しいと思っていたのと、将来的に自分の母親と同居したいと思っていたので、いつかは一戸建てに・・・と考えていました。最低でも5LDK以上は欲しいなと。
そんな考えを持ちつつ、最初は都内の土地を見て見たのですが、当時、現実的ではなかったんですよね。
それで神奈川県までエリアを広げて探していたところ、条件をクリアする土地が見つかったので、そこから一気に話が前に進みました。
注文住宅の参考にしたのはやはりSNSでしょうか?
お施主様(奥様)
そうです!もともと家づくりに関してあまり興味がなかったのですが、注文住宅を建てることが決まってから暇さえあればInstagram(インスタグラム)を見るようになりました。
膨大な数の投稿を見て、それぞれ良い部分を集めていくような感じですね。
見ているうちに、「グレーをベースカラーにしたホテルライクな家にしたい」という想いが強くなり、そこからどんどんイメージを膨らませていきました。
お施主様(ご主人)
住宅展示場にも試しに行ってみました。
業者を選定するという気持ちではなく、あくまでも知識をつけてイメージを湧かせるために。
展示場でさまざまな家を実際に見て、注文住宅づくりに活かしたいと思いました。
20畳のリビングをさらに広く見せる
山京建設の最初の打ち合わせで、どんな要望を伝えましたか?
お施主様(ご主人)
リビングを20畳以上にしたいということ、5LDK以上にしたいということ、LDKからフラットに繋がるタイルデッキにしたいということ。
天井までのハイドアや、リビングのエコカラットも最初からの要望でした。
調湿や脱臭、有害物ケアなどを期待して、玄関入ってすぐ正面の壁にもエコカラットを採用。エコカラットの壁面に間接照明を入れることで光が柔らかく映える空間になりました。
ちなみに私が個人的にどうしても叶えたかったのは「浴室の窓」。入浴時に外気を浴室内に入れたかったので、「掃除が大変」という妻の意見もあったのですが(笑)意見を汲んで窓を設置してもらいました。
お施主様(奥様)
玄関から入って、お客様はすぐリビングにお通しできるように、私たちはシューズインクローゼットを通って洗面所やファミリークローゼット側からも入れるようにと、2方向に分ける間取りも早い段階で決めていました。
シューズインクローゼット側の壁一面をマグネットボードにしてもらって、必要なものを留めておけたり、帰宅してすぐ手洗いできたり、すごく便利です。
ファミリークローゼットやテレビ裏の収納、キッチンの壁面収納など、収納スペースも多めに取ってもらい。
以前の住まいの「しまえない」「隠して収納できない」という苦労を新居では解消したかったので、スペースがあれば「収納にしたいです」とお伝えしていました。
ランドリールームとファミリークローゼットを隣接させる家事動線も最初からの要望ですね。
とにかく「やりたい!」ということはすべて山京建設にお伝えしました。猪俣(山京建設 設計士)さんも、苦労されたと思います(笑)。
20畳のリビング・・・と仰るだけに広いのですが、さらにハイドアとリビングの大開口窓、そこからまるで繋がるように広がるタイルデッキによって視界をコントロールし、かなり贅沢なリビングスペースに感じます。
お施主様(ご主人)
カミヤ(神谷コーポレーション)のフルハイドア、それもガラスのドアを採用することで、さらに解放感が出ているように思います。
リビングからタイルデッキまでをできる限りフラットに繋ぐことで、屋内外が一体化したような大きな空間になりました。視覚的に、間取り以上に広々と見える自慢のLDKです。
バランス感を持ったプランニング
お施主様(奥様)
やりたいことがありすぎて・・・諦めたこともあるんですよね(笑)。
例えば、スケルトン階段。スケルトンのリビング階段にしたかったのですが、間取り的に難しかったのと、まだ子どもが小さいので危ないかも、という考えからこの形に。
吹き抜けも憧れではありましたが部屋数を優先しましたし、グルグル回れる回遊動線も考えたものの、廊下の面積が多くなることから断念。
本当は夫のお母さんの部屋を1階に造って、階段の上り下りをせずに1階だけで生活できる間取りのほうが負担が少ないと思ったのですが、間取りを調整するなかで2階になりました。
ちょこちょこ断念した部分はありましたが、新居での生活は以前の住まいとは比べものにならないくらいに快適です。
快適さを実感いただけているというのは嬉しいですね。ちなみに家を建てるに際して、打ち合わせはどれくらい実施しましたか?
お施主様(ご主人)
打ち合わせは月に2回のペースでしたが、毎回、割としっかりと時間をかけて。13時に打ち合わせを始めて17時まで山京建設に居たこともありました。
最初の頃は家族4人で行っていたのですが、間取りが決まったくらいのタイミングで、私は打ち合わせを離脱したんですよね(笑)。
お施主様(奥様)
そうなんです(笑)。
私が1人で打ち合わせに行って、その間に夫が子どもたちを公園に連れて行ってくれたこともありましたね。あとは私が平日に休みを取って打ち合わせに行くことも。
もちろん帰宅して夫に打ち合わせの内容を共有したり相談したりもしましたが、後半戦はほぼ私ひとりでした。
となると・・・ご主人は新居のプランが固まっていく様子をときどき見る、くらいだったのでしょうか?
お施主様(ご主人)
しっかりと家の全体像を見たのは家が完成したタイミングなんですよ。
LDKをフロアタイルにするという話は妻から聞いていたのですが、全面フロアタイルというのは知らなかったです。
リビングに入って「全面フロアタイルにしたんだ!」「おお!リビングの天井はこんな感じなんだ!」って。
立派な家が完成してとても驚きましたし、妻にも感謝。理想的な家が完成したと思います。
お施主様(奥様)
LDKの天井は、伊藤(山京建設 現場監督)さんが提案してくれました。
LDKの天井とベランダの軒天の高さを合わせ、繋がり感をよりしっかり演出するためにも、木目がしっかりと見える建材を選ぶことに。
LDKの淡いグレーのクロスが天井の木目をしっかりと引き立てて、理想の空間になりました!
II型キッチンで動線軽やか
間取りが決まって以降は奥様がメインでプランニングしたということですが、キッチンも奥様が決められたのでしょうか?
お施主様(奥様)
もちろんキッチンも私が決めました!
アイランドキッチンにしたいというのは最初からの希望だったのですが、毎日使う場所ですしLDKの中心に位置するので、少々グレードの高いII型(2列型)システムキッチンに。
これまでの賃貸住宅は子どもたちが遊んでいる場所とキッチンが離れていたので、子どもに呼ばれるたびに家事の手を止めてリビングまで行って・・・という状況だったので、子どもたちの様子が見渡せるキッチンは憧れだったんです。
コンロは油跳ねが気になるので壁向きに、シンクはリビング側に。まるでキッチンが2つあるような感じで、コンロ・シンク・冷蔵庫の三角形の動線がすごく便利です。
お子様はまだ小さいので、要望を言うことはなかったかもしれませんが、子ども部屋はどんな空間をイメージされましたか?
お施主様(ご主人)
子どもたちが大きくなったとき、ずっと部屋にこもってしまうのが嫌だったので、あえて小さい部屋にしました。
今は男の子と女の子1人ずつですが、今後、子どもが増えたときに流動的に間取りを変えられるよう、小さい部屋を1つと、大きい部屋を2つにして、大きい部屋は必要に応じて未来壁(みらいかべ/1部屋だった間取りを、将来的に2部屋に分けられる仕様)で仕切れるようにしています。
お施主様(奥様)
まだライフスタイルが定まっていない状態での家づくりだったので、変化に強い間取りにしたいと思いました。
小さいほうの部屋は女の子の部屋をイメージして淡いピンクのニュアンスが可愛い壁紙に。
未来壁で仕切れるようにしている大きい部屋は、壁で仕切った場合でもそれぞれロフトが使えるようにし、ロフトの間には扉を造って行き来できるようにしています。
アクセントクロスは多用していないのですが、ロフトの壁紙にはこだわりました。梁にブランコを下げてもいいな・・・なんて、いろいろ考え中です。
未来壁を造られる方はたくさんいらっしゃいますが、両部屋にロフトがついているこの間取りは初めてですね!お子さんたちも楽しいでしょうね!
お施主様(奥様)
未来壁もそうですが、家族のカタチが変わったときに使いにくいと困るので、将来のことをいろいろ想像して家づくりを進めて行きました。
例えば将来、夫のお母さんと同居するようになったとき、お母さんの部屋と子ども部屋それぞれの音が気にならないよう、クローゼットの場所を部屋と部屋の間に入れたり、今は2階の洗面所はほとんど使っていませんが、家族が増えたときを考えて設置したり。
最初はこう思っていたけれど、たくさん事例を見るうちに「やっぱりこうしたい!」というときも、山京建設は嫌な顔せず対応してくださって、本当に助かりました!
自由な間取り計画も注文住宅だからこそできることです!各部屋のクロス(壁紙)使いも、個性が出ていますよね!
お施主様(奥様)
1階は全体的に淡いグレーのクロスにしようと思っていたんですが、グレーのクロスといっても膨大で。決めるまでには苦労しましたね。
LDKにある3箇所のニッチスペースのクロスを1箇所だけトイレと同じクロスにしたり、ウォークインクローゼットのクロスは少し遊んでみたり・・・自分らしくひとつひとつ決めていけるのは注文住宅の楽しさでもあります。
毎日のようにInstagram(インスタグラム)を見ていたので、考えが変わることもたくさんありましたし、漠然と思い描いたイメージをお伝えすることもありました。
それを猪俣(設計士)さんがベストな形で、私たちの要望にぴったりはまるカタチで提案してくださって、そのおかげで私たちの希望の家ができたのだと思います。
まだ新居での生活がスタートして3ヶ月ほどですが、生活は快適になりましたか?
お施主様(ご主人)
この家は、賃貸住宅のときと比較にならないくらい快適ですね。
まず、一番の夢だった「広いリビング」が実現しましたし、家中の動線が良好なので暮らしやすいです。
真夏を新居で過ごしましたが、ムワッとせず快適でした。
お施主様(奥様)
特に家事動線は劇的に良くなりました!
家づくりをしてみて・・・家を造ることの大変さを痛感しましたね。
どこまで準備しても足りないですし、自分たちの考えをひとつのカタチとしてまとめるのも簡単ではありません。
そんな中、山京建設の方はプロの観点できちんと意見を言ってくださるので安心して任せることができました。
ご迷惑だったかもしれませんが・・・毎回の打ち合わせに子どもを連れていっても構ってくださるので、私たちのような小さな子どもがいる夫婦にもぴったりだと思います。
他の業者と打ち合わせをしていないのでわかりませんが、営業っぽさが一切なく、「予算を考えると、ここはグレードを下げたほうが良いかも」というようなアドバイスもしてくれるんです。
業者の方は、自分(業者)たちに都合の良いことしか言わないイメージがありましたが、山京建設はきちんとこちらの予算を考えてくださって、最善と思われる提案をしてくださるのが助かりました。
大変でしたが、やっぱり楽しい家づくりでしたし、完成した家も大満足です!
数あるハウスメーカー・工務店のなかから山京建設を選んでいただき、一緒に家づくりをさせていただいたことに心より感謝しています。今後とも山京建設を何卒よろしくお願い申し上げます。
インタビューを終えて
広いリビングに、お子様たちの軽やかで賑やかな声が響き渡る・・・子ども部屋からは、キャッキャくすくすと笑い声が漏れてくる・・・。
そんな日常の風景が容易に想像できるT様邸。
それでいて、上質さや高級感、洗練感をしっかりと演出できている点も素晴らしいと感じました。
視界をコントロールすることによって縦にも横にも広がりを見せるLDKを中心に、ライフスタイルが変わってもご家族にフィットしていく賢い住まいのカタチがそこにありました。
この度はたくさんの工務店・ハウスメーカーの中から山京建設を選んでいただきありがとうございました。これからも末永くお付き合いさせていただけますと幸いです。
光が静かに時を告げる白い家…美しく、逞しく、家族を守る(インタビュー)
無駄をそぎ落とす。徹底した配色計画で実現した最高峰の住空間(インタビュー)
納得できる家づくりを…“暮らし心地”にこだわる正しい住まい(インタビュー)