納得できる家づくりを…“暮らし心地”にこだわる正しい住まい
今回、インタビューをさせていただいたのは、2022年2月に注文住宅を建築されたW様ご家族です。
「風通しが良く明るい家」をテーマに、“家相(方位と間取りから吉凶を判断するもの)”も考慮して満足度の高い家づくりをされました。
妥協を許さず、こだわって造られたW様ご一家の家づくり。どうぞ最後までお楽しみください。
もくじ
「家相」を大切に考えた間取り
W様のお住いに到着し、インターフォンを鳴らす前に賑やかに出迎えてくれたのはご長男(当時3歳)。
元気いっぱい迎えてくれ、またインタビュー中も自慢のお住いの各所を案内してくれ、なんと撮影班のお手伝いまで!
風通しと明るさにこだわったというだけに、明るいお住いで楽しいインタビューとなりました。
また注目すべきはW様がこだわられた“家相”。占いや迷信、昔からの言い伝えと思われることも多い家相ですが、実は環境学のひとつだそう。
そんな家相を大切にしたW様は、どんな家づくりをされたのでしょうか?
・お施主様:W様
・家族構成:ご夫婦+お子様1人(3人家族)
目指すは「風通しが良く明るい家」
マイホームのお引渡しは2月だったということで、1年で最も寒い時期を過ごされたわけですが、暖かく過ごせましたか?それとも寒さを感じましたか?
お施主様
以前の住まいと比べたら、断熱性はすごく高いと感じました。
エアコンをつけておけば、家中どこでもひんやりすることなく過ごせましたね。
新居の立ち会いの日はかなり寒くて、床暖房を入れたほうが良かったかな?と心配したのですが、住んでみて床暖房がなくても大丈夫でした。
それは良かったです!安心しました。ちなみに以前のお住いにはどんな悩みがありましたか?
お施主様
とにかく湿気がすごかったんですよ。
家の中に風の通り道がなくて、換気がうまくいっていない感じ。
蒸し暑くて蒸し暑くて。まとわりつくような暑さが苦手なので、新居はとにかく風通しが良い家にしたいという希望がありました。
それに加えて、明るい家にしたいという思いもありましたね。
これは以前の家の課題ではないのですが、家の中に暗い部屋があるというのはあんまり良いイメージがありませんから(笑)。
それなので、できるだけたくさん窓を入れてもらって風通しの良い、明るい家を目指しました。
確かに窓が多くて明るくて、風がよく通る家になりましたね!ちなみに家を建てるきっかけはどんなことだったのでしょうか?
お施主様(ご主人)
単純に、子どもができて家が手狭になったということ。
あと、以前は社宅に住んでいたのですが、社宅の家賃をずっと払い続けるのであれば、マイホームを持ちたいと思ったことですね。
最初、他の社員寮(社宅)に住むことも検討し見に行ったりもしたのですが、土地がいまいちだったり間取りが選べなかったり・・・。
他にもマンション含めてあれこれ検討してみたのですが、タイミング良く妻のお母さんが不動産屋を紹介してくれて、結果的にこの土地に決めました。フィーリングで「良いな!」と。
自分たちでも足を運んでいろいろ土地は見て回ったのですが、ここに勝る土地はなかったんですよ。暑い中、ベビーカーを押して・・・あれはなかなか大変でしたね(笑)。
それは大変でしたね。それでもこの土地が見つかったのは良かったですよね!土地の広さもしっかりありますし、駅前は賑やかでもここまで来れば静かで落ち着いていて。交通の便も良いし。土地が見つかった後、最初に山京建設にいらっしゃったときの印象はいかがでしたか?
お施主様
実は、山京建設にお話しを聞きに行く前に他の工務店の話も聞いてみたのですが、結局ピンと来る提案はいただけなかったんですよ。
それで紹介を受けた山京建設に話を聞きに行ったのですが、最初は足達(山京建設 営業部)さん、太田(山京建設 営業部)さん、竹下(山京建設 設計士)さんの3名が対応してくださって、詳しく話を聞いてくれました。
他の工務店の話を聞いたり、他社含め施工事例を見たりする中で、最初にお話しした「風通しが良い」「明るい」という要望以外にも、「5LDK」「ダンス部屋が欲しい」といった要望もあったので全てお伝えしました。
私たち夫婦は社交ダンス(ご主人)とクラシックバレエ(奥様)をやっているので、ダンス部屋というかトレーニングルームが欲しかったんです。
客間を兼ねるダンス部屋を造って、もし祖父母など誰かが泊りにきたらそこで寝てもらうようなスペースにしたかったんですよ。
ダンス部屋があるお住い、初めてです!物がひとつも置いていないのは、ダンスやトレーニングされるからなんですね。扉を開け放つとLDKとひとつづきになって、かなり広々ゆったりとした空間になりますね。
お施主様(奥様)
そうですよね。思ったより広々しました。子どももいつも走り回っているんですよ。
家事をするうえで、私からは家事室まではいきませんが、ちょっとした家事スペースが欲しいとお願いしました。
家事スペースにはアイアンハンガーバーを設置してもらい、またすぐ横の収納棚は角型ハンガーが収納できるサイズにしてもらい、ハンガーパイプもつけてもらいました。
せっかく建てる家なら「良い家」に!
家づくりには家相も重視されたということですが、こだわられたのはご主人ですか?奥様ですか?
お施主様(奥様)
私です。もともと占い好きという程度だったのですが、せっかく注文住宅を建てるのですから、どうせなら良い家にしたくて(笑)
例えば、玄関・トイレ・キッチンは特に大事な場所なので、それを悪い位置にしてはいけないとか・・・方角をもとにした「鬼門」や「裏鬼門」などがあるので、それを考えながら間取りを配置していくような感じです。
それなので、間取りは私がほとんど決めました。
「家相」というひとつの指針があると、間取りも決めやすいんじゃないですか?
お施主様
全然すんなり決まらなかったんですよ(笑)。
例えば、利便性を考えてご提案いただいた間取りは玄関が別の位置だったのですが、裏鬼門に重なるところだったので今の位置に変えてもらったり。
間取りが二転三転してしまって、申し訳なかったのですが全て対応してくださいました。
もともと家族でバーベキューをしたり、仕事終わりに晩酌したりできるウッドデッキが欲しかったんですが、家相を考慮するとあんまり良くないようで・・・。
それなので1階のウッドデッキの代わりに、2階に広めのバルコニーを造ったんです。屋外でご飯を食べられたらいいな、と。
こういったことも含め、間取りを何度か大幅変更したのですが、そういったお願いにも山京建設は柔軟に対応してくださったんですよ。
自由にできるのが注文住宅の魅力ですから、ご要望はどんどんお話いただいたほうがありがたいです!W様はリビングイン階段を採用されていますが、これは最初から希望されていたんですか?
お子様の将来を見据えた間取り
お施主様(奥様)
リビングイン階段は最初から希望していました。
実家がリビングイン階段だったこともあるのですが、これから子どもが大きくなって思春期を迎えたとき、家族と顔を合わせることなく自分の部屋に行けてしまうよりは、一度リビングを通って・・・の方が様子がわかりますしね。
ちなみに階段の踏面(ふみづら)は一番奥行きの大きいものにしてもらっています。足のサイズが小さい人なら気にならないと思いますが、主人のように足のサイズが大きいと板から足が出てしまって、場合によっては身体を斜めにして階段を下りることもあるんですよね。
私の実家が、階段の踏面が広かったこともあり、私自身も板が狭い階段はちょっと怖くて。それでオプションで踏面の広い階段にしてもらったんですよ。
踏面の奥行が変わると、当然ですが階段の段数や長さが変わってしまうので、そこも山京建設さんに調整していただきました。
階段の踏面を広くするなんて、実際なかなか気が回らないですよね。しかも奥様ご自身は足のサイズが小さいのに。これは参考になるはずです!階段以外にリビングで工夫した箇所はありますか?
お施主様
明るさを重視して窓を多くして欲しいという要望はあったのですが、窓を設置している壁の向こうはお隣の家の通路にあたるんですね。
それを考慮して竹下(山京建設 設計士)さんが、腰窓(こしまど/人間の腰くらいの位置にある窓)にしてはどうかと提案してくれました。
腰窓にすることでしっかり採光しつつ人目も気にならないので、すごく良かったです!
明るくて広々としていて暮らしやすいです。以前はキッチンもかなり狭く、2人で料理するなんて無理だったんですが、図面で見るより実際に見たほうが広々としたキッチンスペースで、かなり利便性が高まりました。
数を絞り利便性を高めた収納
収納スペースに関しては、どんなご要望を出されましたか?
お施主様
割と「収納スペースを多く」という方は多いと思うのですが、うちは普通より少ないんじゃないですかね。
もともと住んでいたのが2LDKの家だったのでそれほど荷物も多くなかったですし、夫婦2人とも物を多く持ちたくないという考えなので、極端に多くなくていいかなと。
収納がなければ余計なものを置かずにすみますしね(笑)。
ただ、「収納率(住宅の総床面積に対する収納部分の面積)」というのがあるそうで、戸建てだと12~15%らしいのですが、竹下(設計士)さんがその収納率を考えてアドバイスしてくれました。
あまり要望は出していませんが、結果的にすごく利便性の高い箇所に利便性の高い収納ができたので大満足です。
玄関ホールの壁一面の収納棚には、トイレ掃除の道具などもすべて収まるので、トイレ内がゴチャゴチャしないんですよね。
それにコンセントもつけてもらっているので、コードレス掃除機を収納しながら充電できて、これはすごく便利だと感じています。
キッチン奥の階段下にあたる部分にも収納スペースを造ってもらったのですが、「ここ、くり抜けますか?」とお願いして、あえて扉をつけないでおいてもらったんです。
扉をいちいち開け閉めするのは日々の生活の中でちょっと面倒ですし、必要になったらロールスクリーンなどを付けて目隠しすればいいですからね。
主寝室の奥にウォークインクローゼットを造っていますが、ここは収納する洋服に合わせて、ポールの高さや仕切り板を調整しています。
左右対称だったり決まりきった仕様ではなく、住む人に合わせて調整できるのは注文住宅ならではの魅力ですよね。
そうなんです。住まう人の住まい方によって、自由にカタチを決めていけるのは注文住宅最大のメリットだと思います!
お施主様
洗面所の鏡も、あえて鏡の向こうに収納スペースがないものにしてもらいました。
収納スペースがあっても、きっと有効活用できないと思いましたし、ただ壁に鏡がくっついている洗面台が良かったんです。
ここに収納する大きなものはドライヤーくらいなので、それを考えて収納の大きさも選びました。
洗面台にタオル掛けが欲しくて、最後の最後で足達(山京建設 営業担当)さんに探してもらって。
収納もたっぷりあって、その日使うタオルなんかもサッと置いておけるので、本当にこのサニタリールームは大満足ですね。
デザイン性も高いですが、機能面もすごく優秀なサニタリールームですよね。確かに隠す収納だと、どうしても不要な物までしまい込みがちになってしまうので、そこは賢い選択かもしれません。何度も打ち合わせを行ったと思いますが、大変でしたか?どんな感想を持たれているでしょうか?
お施主様(ご主人)
満足度は高いです!
最初の打ち合わせでも、こちらの要望を聞いて竹下(設計士)さんがサラサラと図面を描いてくれて、それに驚いたのを覚えています。
その後、毎回打ち合わせのたびに3~4回は図面を描いてもらったので、トータルで20~30回は描いてもらったんじゃないでしょうか。
その場ですぐ描いて、「もう少しずらしてほしい」と言えばすぐ描き直してくれる。これは単純にすごいと感心しましたね。
お施主様(奥様)
インターネットで、家相の良い間取りを作成してくれるサービスもあるんですが、どうしても全ての要望は入らないんですよね。
ほとんど良いけど、一箇所だけ鬼門にかかってる!とか(笑)。
でも山京建設さんはすべて要望を入れてくれました。本当にありがたいです!
実際、打ち合わせを重ねるたびに疲れてしまうお施主様もいらっしゃるんです。決めることが山ほどありますから。でもW様は毎回パワフルに打ち合わせに来てくださいましたよね。要望もしっかりと伝えてくださり、やりやすかったです!
お施主様
山京建設の方々も、いつもしっかり向き合ってくださいました!
家は高い買い物ですし、多くの場合、一生に一度しか建てません。だからこそ全部諦めたくなかったんです。
細々とした、例えばコンセントの位置をもう少し左に・・・とか、子ども部屋はひとつで良かったかも(インタビュー時、奥様のお腹にはお二人目のお子様が!男の子ということがわかっていたので)・・・とか、そういった気持ちもありますが、やりたいことは全部できたと思います!
本当に、竹下(設計士)さんが粘り強く対応してくださって。
こちらが「〇〇にしたいです」「〇〇はどうでしょうか」と相談すれば、きちんと答えてくれましたし、要望の優先度まできちんと汲み取ってくれて、とにかく根気良くお付き合いしてくださったので、すごく良かったです。私たちに合っていたんだと思います。
後悔のない家づくりができて本当に感謝しています。ありがとうございました!
私たちも楽しく家づくりができました!W様ご一家の家づくりに関われたこと、スタッフ一同が心から感謝しています!本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!
インタビューを終えて
初めての家づくり。家相や風水を意識する方もいらっしゃいます。
しかしW様ほど家相を追求し、きちんとひとつひとつカタチにしたお住いは希少ではないでしょうか。
ご自宅を訪問して感じるのは、さまざまな色・素材を取り入れつつ、非常にまとまりがあるお住いだということ。
こだわりたいポイントは押さえながら、好きな素材を贅沢に使ったり、欲しい空間をしっかりと造ったり・・・。
諦めのない家づくりに、最後までパワフルに取り組まれたのは素晴らしいと思いました。
最後に投げかけた「家づくりは楽しかったですか?」という質問に、「はい!楽しかったです!」と即答されたのも印象的。
この度は数多くの工務店・ハウスメーカーの中から山京建設をお選びいただき、ありがとうございました。このご縁を大切に。今後も住まいのことでご相談があれば、いつでもお声がけいただけますと幸いです。
住まい手の“世界観”をカタチに…家時間を重んじ、暮らしそのものを楽しむ(インタビュー)