夏の猛暑を涼しく過ごす工夫!エアコン使用を控えて快適な暮らしを

地球温暖化を加速させる、エアコンの使用。

これはエアコンの触媒に搭載されている、フロンガス中の炭素が原因とされています。

“節電・脱炭素”とはいうものの、一体どのような方法で涼を取りいれれば良いのでしょうか。

それに加えて数ある家電の中でもエアコンは電気代が高くなりやすい家電のひとつですから、使用を控えられればそれに越したことはありません。

そこで本ページでは、エアコン使用を控えながら、快適な暮らしをするための工夫を紹介します。環境にも経済的にも優しい取り組みや心がけで、この夏を気持ちよく過ごしましょう。

要注意!家の中でも熱中症の危険が!

「室内にも関わらず、熱中症になってしまった」

毎年、必ず目にするニュースです。

ここで認知すべきなのは、熱中症とはエアコン使用の有無に関わらず、起こりうるということ。

睡眠中や調理中、入浴時など、熱中症になる危険はいつも隣り合わせなのです。

特に年配の方や幼いお子様だと、気づかないうちに熱中症になっているケースも少なくありません。

家の中でも熱中症の危険があることを、まずはしっかり認識することが大切になってくるのです。

夏の猛暑を涼しく過ごす工夫

最高気温30℃以上を“真夏日”、35℃以上は“猛暑日”と呼ばれ、近年の日本は各地で猛暑が続いています。

熱中症や脱水症状など、健康にも被害をもたらすほどの厳しい暑さ。

ここでは、小さな心がけで涼しく過ごすことができる工夫を解説していきます。

外出時はカーテンを閉める

白いカーテン

日中に不在が多いのであれば、カーテンを閉める癖をつけましょう。

家の中とはいえども、数時間の日差しが入ると、熱がこもる一方。

リビングや寝室など、暑さが気になる部屋のカーテンを閉めておくことで、暑さ対策になります。

カーテンを閉めきることが、防犯上で気になる方には“ミラーレスカーテン”がおすすめ。

外からの目線をシャットダウンできるものから、遮熱やUVカット効果のあるタイプまで、幅広くラインナップされています。

扇風機・シーリングファンの活用

冷たい空気を溜めたままにせず循環させることで、部屋全体が快適温度に変わります。

広い空間にはシーリングファン、寝室や子ども部屋には扇風機の首振り機能と、使い分けることがポイント。

扇風機やシーリングファンを活用することで、エアコンの冷風を全体に行きわたらせることができます。

帰宅したら窓を開け空気を入れ替える

家に入った瞬間に、もわっとした空気で不快になる方は多いはず。

こんな時にはエアコンで、一気に部屋を冷やそうとしてしまいがち。

しかし、まず先にやるべきなのは、外と中の空気を入れ替えること。

風通しを良くすることで、こもった熱気を外に出し、クリーンな空気を取り入れることができます。

少しでも早く部屋を涼しくしたいのであれば、エアコンをつけながら窓を開けるのも一つの方法です。

湿度を下げる

温度を下げることだけが、快適な室温に繋がるわけではありません。

そこに湿度の低さが加わり、カラっとした空気になると、より涼しさを感じることができます。

 
【湿度を下げる工夫】

  • 浴室や脱衣所を使用した後は窓を開ける
  • 換気扇を常に回したままにする

 

このような工夫で、こもった湿度を外に逃がしましょう。

ここで気になるのがつけっぱなしにした換気扇の電気代。しかし換気扇を動かす電力はもともと小さく、つけっぱなしにしてもかかる電気代は月20円ほどですから、そこまで大きな負担ではないと思います。

夏の間だけでも、つけたままにすることをおすすめします。

遮熱カーテンやサンシェードを使用

色とりどりのカーテン

温度上昇や、赤外線カットを重要視している遮熱カーテンにすることで、さらに日差しを防げます。

部屋が多少暗くなるのが気になる方は、透かしのあるサンシェードや、葦簀(よしず)でも効果を得られるでしょう。

また、ゴーヤやアサガオを育てながら作るグリーンカーテンは、ガーデニング好きな方にはとっておきの方法。

機能的でありながら、外観を美しく魅せられるため、家の印象がワンランクアップしますよ。

冷感グッズを取り入れる

ブルー基調の寝室

リビングのラグや寝室のマット・枕カバーなど、身近なところから冷感アイテムを活用しましょう。

冷感素材は触れるだけでひんやりと気持ち良く、寝起きの汗によるべたつきも気にならなくなります。

その他にもキシリトール配合のルームウェアや、ミント入りのボディーソープ・シャンプーを使うことで、快適なバスタイムを過ごせます。

部屋を夏仕様にすることで気持ちもすっきり、爽快な気分になるでしょう。

ブルーなど涼しいカラーのインテリア

ブルーで揃えたインテリアキルト生地やインド綿は、さらりとしており夏向けの素材として人気です。

ファブリック類だけなくブルーを基調にしたアート、テーブルグッズなど、清涼感溢れる夏のインテリアを楽しみましょう。

寒色カラーは、高ぶった気持ちを落ち着かせる効果があります。

さらに、植物や天然素材のカゴを置くことで、癒しのイメージもプラスに。

手軽に挑戦できるラグや、小物から始めてみてはいかがでしょうか。

夏の工夫で猛暑を乗り切ろう!省エネ効果も期待

本記事では、夏の猛暑を涼しく過ごすためにできる工夫を紹介しました。

冷房だけに頼らず、ちょっとした工夫で、涼しさを感じられます。

しかし大事なのは、体を冷やしすぎないこと。

無理なく身近なところから始め、夏を楽しみながら暑さを乗り越えていきましょう。