注文住宅で予算オーバー!コストダウンしてはいけない項目とは!?

電卓とペン

注文住宅で予算オーバーというのは実はよくある話なのですが、実際そうなったときどうすればいいのでしょうか?

コストダウンしてはいけない項目を正しく把握しておかないと、せっかくの注文住宅も納得のいくものに仕上がらなかったり後悔する箇所が出てきたりするかもしれませんよね。

今回は予算オーバーしてしまったときに知っておくべき注意点についてまとめてみました。

注文住宅で予算オーバーはありがち

ビンが倒れてこぼれた小銭

注文住宅を建てる際、“予算”というのは誰もが気にかける点ですよね?

もちろん予算内で収まるのがベストですが、実際に話を進めていくと予算オーバーになってしまった・・・というのはよくある話です。

家を建てるからには、そこで長く快適に暮らしたいと考えるのは当然のこと。それゆえ快適性やデザイン性などに細部までこだわり、できる限り理想の家を実現するため多くの希望を詰め込んでしまいます。

理想の家にしたいというのは全く悪いことではなく、むしろ注文住宅なのですから細かくプランを組めるメリットは活かすべきなのですが、それに伴ってオプション仕様が多くなりすぎると予算内で収まらないこともしばしば。

ではそんなときどうすればいいのでしょうか?

予算内に収めるために優先順位を決定する、オプションを削除して工夫していく、といったことは重要です。しかし注文住宅の建築では、予算を削りすぎると後々困ってしまう部分が存在します。

このあとの項目で、「予算を削りすぎると後々困る可能性のある部分」をまとめているのでぜひご覧ください。

 

 

注文住宅で予算オーバーしたときの注意点

注文住宅で予算オーバーしたときは、やみくもに予算内に収まるようコストを削ればいいというものではありません。

大きく「コストダウンしてはいけない項目」「ランニングコスト」「メンテナンスや修理」の3点に分けてチェックしていきましょう。

【ポイント1】コストダウンしてはいけない項目を知る

注文住宅の建築では、コストダウンすべきではない項目がいくつかあります。

まずはそちらを押さえておきましょう。

耐震・耐火に関わる部分

建設中の家

耐震性や耐火性といった言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、このような防災に関わってくる部分はコストダウンすべきではありません。

地震や火事といった身の危険に関わる部分で予算を削ってしまうと、それは将来、自身や家族の命の危険に繋がりかねません。万が一のことも考えて、性能を重視しておきましょう。

迷ったときには施工業者に直接相談し、プロの意見を聞くこともおすすめです。

 

 

断熱材

白い壁

断熱材は快適な暮らしをしていくうえで欠かせないポイントです。

あまり安価なものを使用すると外気の影響を受けやすくなってしまい、「夏暑い」「冬寒い」「家の中の温度差が大きい」といった状態になってしまう可能性が。

また温度差による結露やカビが発生すれば家の劣化の原因にもなってしまいます。この先、長く過ごしていくということを考えれば、コストを極端に削るべきではないと言えるでしょう。

 

 

窓性能

結露

窓性能もコストダウンしてはいけない項目のひとつです。

先ほどご紹介した断熱材同様、こちらも安価で性能の低いものを選べば外気の影響を受けやすくなります。

通気や採光などの役目もありますので、窓の性能は慎重に検討するようにしましょう。

換気システム

広々としたリビング

快適で健康に害のない環境を整えるのにかかせないシステムが換気システムです。

実は優れた換気システムを採用すれば、条件にもよりますがエアコン1台で家中暖かく快適な温度にすることも可能。

今後かかってくる光熱費や、常に快適な環境を維持するといった意味でも、安易にコストダウンしないほうがいい箇所と言えます。

防犯・セキュリティ

玄関のドアに鍵をかける

防犯やセキュリティは家族の命や財産を守るうえで重要なポイントです。

安全性の低い家では安心して暮らすことができません。万が一の犯罪から身を守るためにも、このような点はなるべく妥協しないようにしましょう。

屋根・外壁

家の資金調達のイメージ

屋根や外壁は雨や風、日光等に長時間晒される部分です。

安価すぎる仕様にしてしまえば家そのものの劣化を早める原因にもなりますし、早期にメンテナンスが必要になってしまうかもしれません。

屋根や外壁は重要な役目を担う部分ですので、性能を重視した方が良いでしょう。

【ポイント2】ランニングコストを考える

お金のイメージ

注文住宅を建てる際は、ランニングコストにも目を向けましょう。

ランニングコストとは維持費、いわゆる家を建ててから必要になるお金ですね。

いくら初期費用を抑えて安く家を建てたとしても、高気密・高断熱でなければ結局のところ月々の光熱費が多くかかります。

家はランニングコストも含め、トータルのコストを検討することが大切なんです。

【ポイント3】メンテナンスや修理の費用を考える

ペイントセット

ランニングコスト同様、メンテナンスや修理の費用を考えることも大切です。

長く住んでいたらいつかは必要になる出費かもしれませんが、そのタイミングはできるだけ遅い方がいいですし、修繕費も安い方がいいですよね?

安い建材を使うことにより早期に劣化してしまうことは十分考えられますし、結局気に入らずにリフォームを検討することになる可能性も。

メンテナンスや修理費用は場所によってかなり高額になることもあるので、安易に安い建材を選ばないようにしましょう。

予算オーバーした場合は施工会社にまず相談!

家を守るイメージ

注文住宅で予算オーバーした場合、どのコストを削るか判断する基準は人によって異なります。

削らないほうが良い部分があるのも事実なので、まずは施工会社の担当スタッフに相談してみることをおすすめします。

予算内に収めることはもちろんとても大切なのですが、コストダウンばかり考えて理想とかけ離れた家になってしまうのも考えものです。

満足いく家で長く快適に過ごせるよう、必要のないものは省きつつ、こだわりたい部分にはとことんこだわるなど工夫することが重要。

希望を取り入れられるのは注文住宅の醍醐味でもありますから、家族の理想をカタチにした素敵な家づくりを目指してくださいね。

山京スタッフアイコン

コストのことで迷ったり困ったりしたら、ぜひお話を聞かせてくださいね。お客様の理想をしっかりと伺いつつ、できるだけコストを抑えた家づくりのお手伝いをいたします!