高低差を活かした豊かな景観の家。楽しみながら、家づくり、暮らしづくり。
見晴らしの良い高台にあるオシャレなたたずまいに、インタビューが始まる前からドキドキワクワクしていましたが・・・この立地だからこその苦労点などもあったそう。
今回も、もちろんNG一切なしでA様の家づくりストーリーをご紹介いたします。
もくじ
初めての家づくり「楽しかったです!」
お邪魔したのは、ひらけた高台に建つA様邸。
もともと標高の高い土地ですが、さらに住まいと道路との高低差が大きいこともあってか、リビングやバルコニーからは景観が愉しめます。
インタビューに伺ったのが快晴の昼下がりだったこともあり、遠くまで視界が抜ける開放感あふれるリビングが印象的でした。
「家のことを考えるのはすごく楽しかったです!」とお話しくださった奥様の笑顔が心に残っているA様邸の家づくり体験談、ぜひ最後までご覧ください!
・お施主様:A様
・家族構成:ご夫婦(2人家族)
高台の土地探しからスタート
家を建てようと思ったきっかけを教えてください。以前、お住まいだった家は問題点・不満点などありましたか?
お施主様
もともと賃貸住宅に住んでいたのですが、単純に毎月家賃を払ったり更新費用を払ったりするのがもったいない・・・と考えるようになりました。
以前の住まい自体に目立った問題点や不満はなかったものの、どうせお金を払うなら家を買った方がいいんじゃないかと思ったんです。
最初は、マンションでも建売住宅でも注文住宅でも、予算とのバランスが取れていれば特に形はこだわらないと考えていましたが、マンションだと結局のところ管理費や修繕積立金、駐車場代などのコストがかかるので、早々に選択肢から外れましたね。
それで、「都心に近くて高台にある家」という希望があったのでひとまず土地探しを始めてみたんです。
確かにマンションは購入したあともコストがかかりますから・・・もちろんそれは戸建てでも同じですが、管理費や駐車場代など月々決まった金額を支払うのは避けたい、という方は少なくないですよね。それにしても高台で眺めが良くて、すごくいい土地が見つかりましたね。
お施主様
高台に住みたいという希望を実現できたのは本当に良かったです。ちょっと予算オーバーだったんですが・・・(笑)。
探せば探すほど、土地とか不動産ってやっぱり価格相応だな、と思わされましたね。
良いものを求めるほどコストが高くなりますし、安ければそれなりに理由がある。いわゆる“掘り出し物”てほとんどないんじゃないですかね。
それでも希望に合った土地が見つかったのは嬉しかったです。
先に土地が見つかったということですが、他の施工業者も検討されましたか?いろいろなハウスメーカーや工務店があるので、迷われたんじゃないですか?
お施主様(奥様)
実は、山京建設さんともう1社で迷いました。
「家を建てるなら洋風の家にしたい!」という漠然とした夢があって、その1社というのが洋風な住宅というか、輸入住宅を取り扱っているところだったんですよ。
それで山京建設さんと2択になったのですが、最終的な決め手となったのは市来(山京建設 営業担当(現設計部))さんですかね(笑)。
最初に山京建設の会社に伺ったとき、私(奥様)が家づくりについてまとめた自作の資料みたいなものを持参したんですよ。いろいろやりたいことをまとめたりしたものなんですけど・・・。
それを見ていただきながら市来さんとお話ししていたんですが、その場で間取りをざっくりと作ってくださったんです。その間取りが結構理想に近いものだったんですよ。
そもそも土地が予算オーバーだったので、家の建築に使える予算が削られてしまっていて・・・それでも山京さんは良い間取りを作ってくださったので、ここに依頼しようと決めました。
そうなんですね!嬉しいお話、ありがとうございます!では、ご夫婦それぞれのこだわりポイントを教えてください。
お施主様(ご主人)
私はそれほどこだわりや条件はなかったんですが、和室が欲しいという気持ちはありましたね。
リビングの端に狭くてもいいので畳スペースが欲しかったのですが、残念ながら土地のサイズ的にどうしても和室を造ることができなかったんですよ。
例えば無理をして2階に和室を造る、ということならできたと思いますが、結局それだとあまり足を運ばなくなってしまいそうで。今でも寝るとき以外のほとんどの時間を1階で過ごしていますから、結局あまり使わない部屋になってしまうんじゃないかと思ったんです。
もうひとつ欲しかったのが広いバルコニー。これはしっかり間取りに入れてもらいました。
バルコニーは4畳の広さがあって、蛇口も設置してもらっています。数人で集まってバーベキューするのもいいかな・・・と。まだ実行できていないんですけどね(笑)。
確かにバルコニーは広々ですよね。しかも横長サイズではなく縦横にたっぷり広さがあるので、バーベキューも余裕でできそうです。ぜひぜひ実行してください!それでは次に、奥様がこだわられたところを教えてください。
「洋風な家にしたい!」漠然とした夢をカタチに…
お施主様(奥様)
そうですね。さっき言っていた洋風な家というのが一番の希望でした。それなので格子が入った窓枠を選んだり・・・この格子入り窓枠はオプション仕様なんですが、結構お値段が高くて。
格子入りの窓だけでも高いのに、それに加えて窓シャッターを付けるとなるとコストが膨らんでしまいますけど、山京建設さんは窓シャッターが標準オプションだったんです(プランによる)。
これはかなり高ポイントで、山京さんに決めた理由のひとつでもあるんですよね(笑)。
他にも家の各所に希望を詰め込みました。キッチンスペースで言うと、対面でIHコンロの鏡面仕上げキッチン。
それとキッチンに貼った白いタイルも私が決めました。タイル風の壁紙もありますが、やっぱり本物のタイルは見た目が良いですし、掃除もしやすくてすごく便利なんですよね。
あとはガス衣類乾燥機を設置したかったので専用の台を設置してもらったり。
ガス衣類乾燥機はどうしても欲しかったんです。専用台(ラック)も販売されていますけど、木目の棚のほうがいいな・・・と思って設置してもらいました。
ガス衣類乾燥機は本当にカラッと乾くので便利ですよ!
最近、ガス衣類乾燥機は需要が高まっているんですよ。どうですか?ガス乾燥機、良いですか?
お施主様
パワフルですごく良いです!これは取り入れて良かったですね。
家事の時短になりますし、おすすめです!
おすすめと言えば、我が家は猫を飼っているので、フンのニオイが気にするのが嫌だと思って、玄関を入ったところにダストシュートを付けてもらいました。
ダストシュートなら、毎回わざわざ外に捨てに行かなくて済むのですごく便利。これもおすすめ設備ですね。
キッチンスペースやサニタリースペースは、奥様がメインで仕様を決められたんですか?
お施主様(奥様)
そうなんです。サニタリースペースと言えば・・・最初に作っていただいた間取りはバスルームが2階だったんですよ。
だけど1階のほうが利便性が高いと思ったので、バスルームを1階に配置した間取りに変えてもらったんです。でもスペースの問題もあって、最初は脱衣所に収納がなくって・・・。
どうしても収納が欲しかったので、ちょっとした棚でもいいから何かしら収納スペースを設けて欲しいと佐野(山京建設 設計士)さんにお願いしたら、引き戸のうしろに大容量の収納棚(リネン庫)を造ってくれたんです。たっぷり入る収納なのですっきりします。これは本当に感謝ですし、大満足です!
このリネン庫もそうですが、佐野(山京建設 設計士)さんは、お願いすると何度も変更してくれて・・・それもあって理想に近い家がカタチになりました。
効率的な動線にしたいと相談したら、玄関・洗面所・キッチン・リビングとグルグル回れるような間取りを提案してくれたんです。すごく使いやすいですよ。
確かにこの間取り、家の中で渋滞にならずに済む効率的な間取りですよね。こういった仕様ひとつひとつを決めていくって大変でしたか?
お施主様(奥様)
大変さより楽しさのほうが大きかったですね。
仕事の空き時間なんかにも、あれこれいろいろ考えて。楽しいから時間を割くのも苦じゃなかったです!
本当にずっと考えていましたね。それもあって、本当に満足行く理想通りの家ができたと思います。
収納の数や大きさはどうですか?不便なことはありませんか?
お施主様
収納は今のところ丁度良いです!というより、まだ少し余っているくらいです。
パントリーやウォークインクローゼット含め、たくさん収納を造ってもらったので、タンスや棚を置く必要もないですね。
家の収納スペースが十分だと、別に家具を購入する必要がなくなるので、見た目もスッキリしますしコストも掛からないので助かっています。
玄関横のシャッター付収納スペースもすごく便利です。
しっかり収納力があるので、タイヤなどかさばるものを全部入れておけますからね。
階段の踊り場(折り返し地点)の板を広くされているのはすごく良いですよね。多くの場合、三角形の板ですけど、正方形の広い板は便利だと思いました。
お施主様
お願いして板を正方形にしてもらったんです。
階段をただ上り下りするだけならいいかもしれませんが、大きな荷物を持っているときなどは、三角形の板だと不便ですし危ないこともありますからね。
広さのある四角い板にすることで、安全性も高まりますし上り下りしやすいです。
では・・・ここからはちょっと聞きにくいことを。家を建てるときの苦労話があれば教えてください。
お施主様
苦労したところはそれほどなかったのですが、山京建設さんの会社から離れたところに住んでいたので毎回打ち合わせに行くのが遠かったですね。
片道1時間くらいかかるので、打ち合わせの日はほとんど1日がかり。間取りが決まるまでは2週間に1回ほどのペースで山京さんに伺っていたので、正直くたびれました。
一度、交通事故による渋滞にはまってしまって車が全然動かなくて、大遅刻をしてしまったこともあったんですよ。なので物理的に距離が離れている大変さというのはありましたけど、それくらいですかね。
それに距離の問題はありましたけど、都度メールで細かいことをやり取りしていただいたので、不安なく進めることができました。
では、もうひとつ聞きにくいことをご質問しますが・・・山京建設にもう少しこうして欲しかったというクレームはありますか?
お施主様
クレームなんてありません。むしろこちらが無理言ってあーしたい、こーしたいとお願いしたので、山京さんは大変だったと思います。
間取りが決定したあとに、やっぱり変更して欲しいとお願いしたり・・・例えば図面でインターフォンの配線をしっかりと確認していなくて、あとあとよく見たら思ったところに配線がなくて。それで何とか変更して欲しいと佐野(山京建設 設計士)さんに頼みました。
山京建設のスタッフの方は嫌な顔ひとつせずに対応してくれるので、その点はとてもありがたかったです。
私たちも、お客様の理想を叶えるため最大限に頑張らせていただきたいので、ご要望をしっかりと言ってもらえるのは有難いです。でも、もう少しこうしたかったな・・・という点もありますよね?
お施主様
そうですね。ないと言えば嘘になります。
先ほどもお話した和室が欲しかったというのと、ロフト部分に窓を付けてもらえば良かったかな、というのはありますね。ロフトに窓がないので1日中真っ暗なんですよ。
ただ和室についてはスペースが限られるということで納得して諦めましたし、ロフトの窓についても付けたら付けたでホコリが溜まって掃除が大変になるというお話だったので、仕方ないかぁ、という感じです。
家が建っている土地が高台ということもあり、風がとても強いんですよ。このあいだも玄関を開けようとしたら、もの凄い勢いでバタン!とドアが風で開いてしまって。
他の箇所もホコリが溜まりやすかったりするので、それを考えるとロフトの窓はなくても良かったのかも・・・という気持ちもありますね。
いずれにせよ、山京建設さんはどんな相談にもできることとできないこと、メリットとデメリットをしっかりと教えてくれるので、それを踏まえて話を進めていくことができてとても良かったです。
そう言っていただけると非常に嬉しいです!お客様としてもこちらが正直にお話ししないと決められないですし、後悔する部分も大きくなってしまうと思うので、できるだけありのままをお伝えするようにしています。
お施主様
ロフトに関して、できるだけ広く見えるようにしたいとお願いしたら、伊藤(山京建設 現場監督)さんが天井をギリギリまで高くしてくれました。
なので天井が床と並行ではなく、アーチを描くような感じになっているんですよ。それによってロフトがかなり広く感じられますね。
将来的にロフトをちょっとした作業スペースや趣味のスペースにすることを考慮して、伊藤(山京建設 現場監督)さんがテレビの配線を付けてくれました。テレビを置いてリラックススペースにするのも良いかもしれませんよね。
それと、ハシゴをかけてロフトに上るような造りのお宅もありますけど、それだとやっぱり手間がかかるので、3階に階段で上がるような感じでロフトに行けるようにしてもらっています。
とにかく「これをやりたい」「こうしたい」というのを山京さんに伝えると、どんな場面でもしっかりと提案をしてくれるので本当に満足できる家づくりができたと思っています!
壁紙・床色にも工夫がいっぱい
そう言えば、壁紙のデザインや床の色を各所で変えて、すごく工夫されていますよね?
お施主様
そうなんです。
部屋によって床の色を変えたり、壁紙を変えたりして、個性的な空間になるようにしています。
壁紙ひとつ、照明ひとつ決めるのも本当に楽しかったですね!
SNSなどの情報を参考にして決めたのですが、とにかく楽しかったです。
家づくりに関してひとつずつ決めていくことが「楽しかった!」と言っていただけ、とても嬉しく思います。実際、家づくりには時間がかかりますし、決めることが多く、お客様もとても大変だと思います。ご自宅から当社まで距離があり、通っていただくのもご負担だったと思いますが、それでも楽しんで家づくりに取り組まれたA様ご夫婦の笑顔に胸がいっぱいになりました。これから定期点検もありますし、末永くお付き合いさせていただきたいと思います。
インタビューこぼれ話
A様ご夫婦は、マイホームを建てられたあと、保護猫の譲渡会で兄妹猫の里親になったそう。
インタビュー当日、リビングの扉を開けるとさっそくアンディー君と一回り小さいダリちゃんがお出迎え(嬉しい!)。
カメラや三脚に興味津々で、カメラの液晶モニターを覗いたり、三脚の周りをうろうろしたり・・・。
こちらから近づくと素っ気ないのに、気がつくと近くに寄ってくるアンディー君&ダリちゃんの可愛い姿が見られたのも嬉しく、とても楽しいインタビューになりました!
インタビューを終えて
一見シンプルな造りながら、実は要所要所に工夫を凝らし、利便性を高めたA様邸。
普段生活していて「ちょっと不便だよね・・・」というポイントを無視することなく、ひとつひとつ丁寧に考えてカタチにされている点は、非常に参考になると感じました。
今回A様邸を拝見し、快適性・利便性が高いだけでなく、土地の形状をうまく活用して実現した豊かな景観も、心豊かな毎日が過ごせる住まいの重要なポイントだと感じました。
家づくりはお金はもちろん、時間も労力もかかります。決めることが多すぎて辟易したり、悩み過ぎてゴールを見失ったりといったことも当たり前にあります。
それでも「楽しかった!」とお答えいただいたA様の家づくり。確かに表情いっぱいの壁紙や床材などに、大変なことも楽しんで取り組まれたことがしっかりと表れていると感じました。
ご縁あってお手伝いさせていただいた家づくり。これからも山京建設が住まいのサポートをさせていただきます。いつでもご相談くださいね!
A様邸の画像をすべて見る(別ウインドウでピンタレストが開きます)
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