書斎のレイアウト!注文住宅・戸建のワークスペースの種類&広さについて
「書斎を自宅に造るのは難しい?」「書斎はどんなレイアウトにするべき?」と悩んではいませんか。
書斎と言ってもさまざまな種類がありますが、どのようなレイアウトにするかによって作業効率や使い方が大きく変わります。
本ページでは、新築一戸建てを建てる際に書斎を造りたいと考えている方向けに、書斎の種類や広さについて解説。狭い敷地でも注文住宅であれば書斎を設けられる可能性は大きいのです。
それぞれの書斎のメリット・デメリットもご紹介しますので、これから注文住宅のレイアウトを考える際の参考にしてみてください。
もくじ
書斎とは?ワークスペースの必要性について
書斎とは、自宅で作業や仕事をしたり、本を読んだりできる部屋・空間のこと。
しかし、ただ単に作業ができる場所というよりも「一人で集中できる場所」という意味合いが強いかもしれませんね。
ここ数年、テレワークやリモートワークが普及したことから、自宅に書斎を造る需要が急増。その気持ち、「わかる!」という方もいらっしゃると思います。
家に書斎を造りたい方には、どのような理由があるのでしょうか。
その主な理由が「仕事とプライベートの切り替えができない」「一人で集中できるスペースがない」というもの。
これまで「家は仕事から離れてリラックスする場所」と考える方が多かったのですが、近年は自宅でも仕事をする方が増えたため、書斎の必要性を感じている方が多いのでしょう。
注文住宅なら狭くても書斎は作れる!
書斎の良さは、作業に没頭できる点。狭いスペースだからこそ無駄なものが目に入らず、作業に集中できるというのは魅力のひとつです。
とはいえ自宅に書斎スペースを取るのは難しいんじゃ?と考える人もいらっしゃいますが、注文住宅なら、1畳のコンパクトな書斎を作ることも可能。
「パソコン1台あれば作業ができるから書斎は狭くてもいい」「狭くてもいいからとにかく書斎が欲しい」という方も、近年は非常に増えてきているのです。
また、「たくさんの本や資料を置くスペースが必要」という方には3畳ほどのスペースで書斎を造るなど、ご自身のライフスタイルや要望に合わせて種類や広さを選べるのも注文住宅の魅力でしょう。
もともとのスペースが狭くても、レイアウトを工夫して造れるので問題はありません。
ちなみに書斎を造る際には、書斎で何をしたいのか具体的にイメージしておくことで、失敗しない書斎づくりができますよ。
書斎・ワークスペースの種類
書斎を造るときには、どのようなタイプがあるか把握しておくと良いでしょう。
書斎のタイプは主に3種類。
それぞれの特徴を知っておけば、自分の希望に合った書斎を造ることができます。
ここでは3種類の書斎について、それぞれの特徴を解説します。
完全個室タイプの書斎
独立している完全個室タイプの書斎は、作業に没頭しやすい静かな環境を用意できます。
部屋にこもって一人で作業できることから「集中しやすい書斎」と言えるでしょう。
資料や道具など、普段の作業で使うものをそのまま置いておけるのもメリット。
また、オンライン会議を行う際には、相手に生活感を見せずに参加できるのも利点と言えるでしょう。
一方で、完全個室タイプの書斎は、部屋の施工、照明、エアコンなどの設備によって施工の費用が高くなる傾向があります。
さらに、閉鎖的な空間になるため、家族とのコミュニケーションも取れない環境です。
書斎の施工に入る前には、「大事にするポイントはどこなのか?」と優先順位を決めることで費用を抑えられるでしょう。
半個室タイプの書斎
半個室タイプの書斎は、入り口にドアを設けず空間をつなぐことで、開放的になる空間が特徴です。
本棚やパーテーションで空間を仕切ることで視界を遮りながらも、家族とコミュニケーションが取りやすいので、お子様がいる方でも安心して作業できます。
完全個室タイプの書斎と違い、新たにエアコンなど空調設備を設置する必要もなく、比較的リーズナブルに造ることができるでしょう。
一方で、空間が他の部屋とつながっているため、家族の生活音や話し声が聞こえてしまうことも。
オンライン会議中に話し声が入ってきたり、お子様が入ってきてしまったりと仕事に支障が出る可能性もあります。
半個室タイプの書斎にする場合は、事前に作業する時間帯やオンライン会議の時間を家族に伝えておくなどの配慮をするのがおすすめです。
リビング書斎
「リビング書斎」とは、リビングや階段下などの一角にワークスペースを設けることを指します。
リビング書斎のメリットは、低予算で作れること。
デスクやチェアを買うだけで完成するため、初めて書斎を造る方におすすめの方法です。
また、家族の集まる空間との隔てがないため、コミュニケーションが取りやすいでしょう。
一方で、作業で使う資料や道具などを都度片付けなければならないのがデメリットです。
オンライン会議では、家族の声や背後の生活感が入ってしまう可能性があるため、気になる方は本棚やパーテーションなどを購入する必要があるでしょう。
書斎・ワークスペースの広さ
書斎は、広さによって特徴が異なります。
中には、書斎に用意できるスペースが限られている方もいるでしょう。
ここでは、書斎の広さごとの特徴や注意点を解説しました。
1畳ほどの書斎
「少し作業ができればどこでも良い!」という方は、1畳の書斎でも十分ではないでしょうか。
1畳であれば、階段下のデットスペースや納戸・クローゼットの空きスペースを有効活用できるのが嬉しいところ。一見狭いように感じますが、レイアウト次第ではコンパクトでとても使いやすい空間になります。
スペースが狭い分、デスクやチェアは必然的に大きいものを買えなくなるため、予算を抑えて造ることができるでしょう。
2畳ほどの書斎
省スペースと収納の両方が叶うため、書斎の中でも1番人気の高い広さが2畳です。
1畳に比べると、施工やデスク・チェア・本棚などレイアウトの自由度が大幅に上がります。
毎回作業で使う資料や道具を片付ける必要がなく、作業をそのまま再開できるため本格的な作業部屋にできるでしょう。
しかし、コンセプトが曖昧だと、次第に使わなくなり物置になってしまう可能性もあります。
2畳とはいえスペースは限られているので「仕事専用の部屋」や「読書用の部屋」など、明確なコンセプトを決めレイアウトを組んでおくことが失敗しない書斎を作るコツです。
3畳以上の書斎
作業する時間の長い方、リモートワークが多い方は3畳以上の書斎がおすすめです。
作業に必要な書類を広げたり、複数のディスプレイを用いて作業したりと、自宅をオフィスのようにする場合には、大きめのデスクが必要となります。
2畳に比べてレイアウトの自由度がさらに上がり、壁一面に本棚やクローゼットなど大きな収納スペースを作ることで、広々とした空間で作業できるでしょう。
一方で、レイアウトの自由度が高い分、施工費用が高くなる傾向にあります。
「こだわって広い書斎を作ったものの、使いこなせなかった・・・」とならないように、重視するポイントをまとめておき、慎重にレイアウトを考えましょう。
注文住宅なら広さにとらわれない自由な書斎が実現できます!
本記事では、書斎の種類や広さについて解説しました。
以前までの書斎といえば「個室に立派な机や大きな本棚があって・・・」というイメージでしたが、近年ではリモートワークの普及により「作業に集中できるちょっとしたスペースが欲しい」と考えている方が多いのではないでしょうか。
狭い空間でも、レイアウトによって自由に工夫できるため、諦める必要はありません。
注文住宅では、部屋の広さや間取りを自由にレイアウトできることから、満足度が高く納得できる仕上がりとなります。
「お金かけて造ったのに、物置になってしまった」ということがないように、事前にしっかりとイメージして失敗しない書斎づくりをしましょう。
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