新築で平屋住宅をつくるメリット＆デメリット！平屋建ての注文住宅
このページでは、平屋住宅のメリット＆デメリットについてまとめています。
山京建設でも、数としてはそれほど多くありませんが、それでも毎年数棟のご注文をいただく平屋建て。
最近の平屋人気もあって、検討する方もいらっしゃると思うので、メリットとデメリットをご理解いただければと思います。
もくじ
山京建設では平屋住宅も対応可能です
お客様のご要望をカタチにしていく注文住宅。山京建設でも、割合としては多くないものの、毎年数棟の平屋住宅を建築しています。
平屋住宅は上下階の移動がないため、ご年配の方や小さなお子様が生活しやすい、家事がしやすいなど、さまざまな生活するうえでのメリットが。また、階段がないことで間取りの自由度がより高くなるというメリットもあり、最近では幅広い世代の方から平屋建てのご希望をいただきます。
ただ平屋のデメリットとして、一定以上の広さのある土地が必要という点が。同じ面積の土地であれば、1階（平屋）建てより2階建て、3階建ての方が、延べ床面積は広くなりますから、狭い土地は平屋にすることで広さを確保することができません。
平屋建てのメリット
ここからは、もう少し具体的に平屋住宅のメリットとデメリットを見ていきたいと思います。まずはメリットから。
年配の方やお子様も生活しやすい
階段による垂直方向の移動がない平屋住宅は、ご年配の方や小さなお子様でも生活がしやすいのが魅力です。
階段で足を踏み外して転落するリスクなどを回避することができるのは安心材料に。実際、お子様が独立したあと、セカンドライフを目的に平屋建てを建てられる方も少なくありません。
またフラットな住空間ですから、お子様の様子を見つつ家事ができるといったメリットもあります。
家事がしやすい
階段がありませんから、そのぶん掃除も楽になります。
間取りによっては、1階で洗濯機を回して2階に干す・・・1階で洗濯・乾燥した衣類を2階の各部屋に運ぶ・・・ということもあるでしょう。そういった面倒も平屋ならありません。
掃除道具を持って2階に上がる手間がないことや、ホコリが溜まりやすい階段掃除がないのも、メリットのひとつです。
耐震面で優れている
平屋住宅は一般的に耐震面で優れていると言われています。
上階層がありませんから、単純に建築構造が支える重さが軽減。地震が起きたとき、重量が大きい建物ほど揺れの幅も大きくなるため、2階建て、3階建てより平屋の方が安定性が高いとされています。
間取りの自由度が高い
2階建て、3階建て住宅となると、どうしても階段に取られるスペースが必要になるため、それを考慮した間取りになります。
それほどスペースが必要ないように思われる階段ですが、実は狭くとも1.5畳ほどのスペースを要し、それを小さくしようとするほど勾配（傾斜の程度）が急になってしまいます。階段の下も収納スペースにするなどして活用するのが一般的ですが、どうしてもデッドスぺースができてしまいがち。
階段のない平屋であれば、階段や階段下のスペースを考慮する必要がありませんから、より自由度の高い間取りの決定ができるんです。
メンテナンスのコストを軽減できる
住宅は、最初に建てるときにお金がかかるだけではありません。生活していく中で、家が傷まないようにメンテナンスをしていく必要があり、メンテナンスをするからこそ長く良い状態で暮らせます。
特にメンテナンスが必要になるのが外壁や屋根。平屋建ては2階建て住宅と比較して外壁や屋根の総面積が小さくなる傾向で、さらに足場の高さも半分で済みますから、そのぶんだけメンテナンスのコストを軽減することができるんです。
平屋のデメリット
つづいて、気になる平屋住宅のデメリットについても見ていきたいと思います。
一定以上の広さの土地が必要
平屋住宅の場合、部屋数が欲しいとなると、どうしてもある程度の広さの土地が必要になってきます。
土地が広ければゆったりとした解放感ある平屋住宅も実現可能ですが、そうでないと狭さを感じたり、周囲の家が2階建て、3階建てだった場合、圧迫感を感じるケースも出てきます。
中央部の陽当たりが確保しにくい
上下の空間がなく、フラットな空間に間取りを広げていく平屋住宅は、建物が大きければ大きいほど、家の中央部の陽当たりが悪くなってしまいがち。
ただ、建物を「コ」の字型にするなど工夫することで、採光問題を克服することができるので、ぜひ家全体の明るさにもこだわっていただきたいと思います。
工事の際に坪単価が高くなりやすい
平屋住宅は坪単価が高くなりやすいと言われることが少なくありません。
建築費用の中でも基礎工事は費用がかかる工事のひとつ。同じ床面積だった場合、平屋建てと2階建てを比較すると、基礎部分（土台）の広さは平屋の方が広くなり、坪単価（1坪あたりにかかる建築費）が高くなってしまうことから、「坪単価が高い」と言われているんです。
ただ、これは総面積が同じだった場合の話であり、建築プランや間取りによって費用は変わってきます。
そもそも平屋の場合、バルコニーや階段が不要で、工事の際の足場も少なくて済むため、コストが安い部分もあるということも、知っておいていただきたいと思います。
コストがどうなるかは実際にプランニングしてみないとわかりませんから、平屋への憧れがあるなら建築士に相談するのがおすすめです。
平屋？2階・3階建て？決めるポイントについて
平屋のメリットデメリットを理解したうえで決めるのが大事だよ！
ご紹介したメリット＆デメリットだけでなく、平屋住宅と2階建て、3階建て住宅には、それぞれ特徴がさまざまあります。
予算や土地の広さ、生活動線・生活スタイル、家族構成などを考慮し、ご家族にとってより理想的な家づくりを実現することがベスト。
ご家族が心から満足できる家づくりを実現することがゴールですから、少しでも「平屋」への憧れがあれば、ぜひ建築業者にご相談されることをおすすめします。