リフォームの流れ!業者選び~相談~引っ越しまでをご紹介

しろを基調としたリビング

初めてリフォームをするという場合、どんな流れでリフォーム工事が進んでいくかイメージしにくいという方もいるのではないでしょうか?

リフォームするにあたって、「どんな設備にするのか?」「どれくらいの費用をかけるのか?」「どの業者に依頼するのか?」など、実は決めることがたくさんあります。

本記事ではリフォームの流れをわかりやすく解説しているので、リフォームを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

リフォームの流れ1:要望を整理

初めにしなければいけないのは、目的を明確にすること。

リフォームする理由は、人によってさまざまです。

【リフォームを考える理由】

  • 家の設備が壊れた
  • 家が汚れてきた
  • 家が老朽化した
  • 設備の使い勝手が悪い
  • 災害にあった
  • 家族構成に変化があった

リフォームは家族全員の生活に関わるため、目的をしっかりと話し合う必要があります。

どこをどんなふうにリフォームしたいのか、修繕したい部分を明確にしていくところから始めましょう。

事前に家族の要望を整理し、やりたいことをまとめてから、業者選びを進めていくのが良いでしょう。

リフォームの流れ2:業者の選定

設計図を見る男女

家族の要望を整理したら、今度はリフォーム業者の選定をします。

リフォーム業者を選ぶ際には、ぜひ1社だけではなく複数の業者に見積もりを出してもらいましょう。

基本的に多くのリフォーム業者は、現地調査や見積もり提出までは無料対応してくれます。複数の業者に話を聞いて、どんなプランがあるのか?見積もりはどれくらいか?比較してみて、サービス内容や価格を確認しましょう。

もし新築のときに依頼した業者があり、特に不満がないようであればその業者にも相談することをおすすめします。きっとスムーズにプランを出してもらえるはずです。

ちなみに良いリフォーム業者を見極めるポイントは、以下の通りです。

工事実績が十分にあるか

リフォーム業者によって、得意としている工事は異なります。

そのため、「自分が依頼したいリフォーム内容を得意としている業者かどうか?」を確認するには、施工実績を調べるのがおすすめです。

リフォームの実績が少ない業者だと、思うように工事が進まなかったり、提案力が乏しかったりする可能性があるので、ぜひ実績を確認するようにしてくださいね。

近くにいる業者か

地元に根差した地域密着型のリフォーム業者であれば、何かトラブルがあった場合でも迅速に対応してくれることが多いでしょう。

また、リフォーム後のアフターフォローも近くにいる業者に依頼すれば安心です。

連絡を入れてもなかなか返事がなかったり、見積りを出すのが遅かったり、なんとなくスムーズにいかないという場合は、別の業者を検討しても良いかもしれません。

許可や資格を持っているか

設計図とそれを囲む3人

資格取得に熱心なリフォーム業者は、必要な知識やノウハウを十分に持ち合わせている可能性が高いです。

依頼する側からしても、許可や資格を保有している業者の方が安心できるでしょう。

リフォームの流れ3:打ち合わせ

設備の説明をする女性と男女

リフォーム業者との打ち合わせの流れは、以下の通りです。

現地調査

実際に希望しているリフォームができるかどうか、正確なリフォーム費用については、現場調査をしなければわかりません。

現地調査では、業者の担当者が1~2時間かけて該当箇所の状態を確認していきます。

その場で細かい要望について相談できるので、ぜひ遠慮せずに希望を伝え、内容のすり合わせを行いましょう。

見積書の検討

電卓、家の模型と設計図

現場調査後、だいたい2~3週間ほどで見積書が届きます。

曖昧な見積書では最終的な費用に誤差が出てしまうことが多いので、使用する床材、職人の職歴など具体的に指定するのがおすすめ。

また、担当者との相性も重要になるので、依頼時~現地調査・提案までのやり取りで、信頼できる人だったかもチェックしておきましょう。

お金のことはとても重要で、後々トラブルになってしまうケースも多いので、疑問があればしっかりと解消してから契約に移りましょう。

契約

工事内容・工事金額・工期などが納得でき、担当者との相性も良いと思えたら正式に工事依頼をします。

契約の際には、「アフターフォローがあるかどうか」を確認しておきましょう。

リフォーム工事では新築工事とは異なり、「工事保証しなければならない」という法的義務がありません。アフターフォローがある業者であれば、手抜き工事をされにくく、万が一不備があったとしても安心です。

リフォームの流れ4:リフォーム工事開始

水道を指差す男性

リフォーム工事を開始するための準備段階として、着工準備が必要です。

着工準備では、近隣の方々へ挨拶周りに行くと良いでしょう。また、規模の大きいリフォームであれば、仮住まいを探す必要もあります。

着工準備が終われば工事スタート。

リフォームの場合は、既存の箇所を解体してから工事に移行します。

リフォーム中も定期的に現場へ足を運び、こまめに進行をチェックしておくと安心です。

リフォームの流れ5:引き渡し

キッチンを紹介する女性

リフォームが完成したら、いよいよ引き渡しとなります。

設備を新しくした場合は、必ずその場で動作確認を行ってください。また保証書・説明書なども全て揃っているか確認しましょう。

リフォームは大手ハウスメーカー?工務店?

首をかしげる工務店の人

リフォームを依頼する場合、大手ハウスメーカーと工務店どちらが良いのでしょうか?

ここでは、それぞれの特徴をまとめます。

大手ハウスメーカー・工務店それぞれに良さがあるので、リフォーム内容を考慮した上で業者選びをすると良いでしょう。

大手ハウスメーカー

大手ハウスメーカーは基本的にどんな構造の住宅でも対応できます。

また、モデルハウスやショールームも充実しているので、リフォーム後の家をイメージしやすいでしょう。

ただし、設計担当者、施工担当者など役割が細かく分担されていたり、大規模に広告を出したりしているため費用が割高になる傾向です。

工務店

工務店は地域密着型が多く、すぐに駆け付けてくれるフットワークの軽さが魅力。また内装リフォーム、エコキュートの設備交換など、部分的なリフォームが得意です。

価格は大手ハウスメーカーより安いことがほとんどで、臨機応変に対応してくれることも多いので、工期も短めな傾向。

ただし、大規模改築や複雑なリフォームの場合、対応できないことがあるかもしれません。

しかしながら最近はリフォームの要望も非常に多いので、小中規模の工務店でもさまざまなリフォームに対応するようになってきました。ですから、気になる工務店があればまず相談してみることをおすすめします。

まとめ

今回はリフォームの流れをまとめました。

リフォームする目的を明確にしてから業者選定すれば、そのリフォームを得意としている業者に依頼できるでしょう。

大切な家のこと。安易に決めず、各業者の担当にしっかりと話を聞いて、納得いくリフォームをするようにしてくださいね。

 

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