【一戸建ての収納計画6選】注文住宅で人気!賢い収納計画を一挙公開
一戸建てを建てる際には、便利に暮らすために収納計画を立てておくことが重要です。
家は大きな買い物。せっかく建てた新居での生活がスタートしてみたら、なんだか思うように収納できない・・・欲しいところに収納がない・・・といった状態だと困りますよね?
そこで本ページで、注文住宅(一戸建て)で人気の収納計画をご紹介。
家づくりを検討している方は収納を考える際の参考にしてみてくださいね。
もくじ
収納計画の重要性について
「収納計画」とは、理想のライフスタイルを実現するために最適な収納を考えること。
家族の生活を見つめ直すことで、「理想のライフスタイルに必要なものは何か?」「家にあるモノをスッキリ配置するにはどうすれば良いか?」が見えてきます。
賃貸物件の場合なら、住まいに合わせて暮らすことが当たり前。また建売住宅の場合も、ある程度ある設備(収納)に合わせていく必要があるかもしれませんね。
しかし注文住宅を建てる場合には、自分たちの暮らしに合わせた住まいを造ることができます。
家族のライフスタイルにぴったりと合う収納計画を立てることで、生活の快適度を底上げすることができるはずです。
収納計画はいつから始めればいい?
「収納計画はいつから始めればいいの?」という声をよく耳にしますが、その答えはズバリ「家づくりを検討したときから」です。
収納計画は、早く始めるのに越したことはありません。
家づくりを始める場合、インターネットや雑誌などから情報収集する方が多いと思いますが、このときに収納に関する情報収集も一緒にやっておくのがおすすめ。
少しでも「良さそう」「気になる」「便利そう」と思ったら、画像保存なり付箋を貼るなり、とにかく情報を貯めておきましょう。しっかりと情報収集しておけば、収納計画のイメージが沸きやすくなるはずです。
うちには難しいかも・・・と思う収納でも、依頼する工務店やハウスメーカーに相談したら、良い提案をしてくれるかもしれません。
収納計画のステップ
収納計画を立てる際には、まず新居にどれくらいの収納量(収納力)が必要なのか把握する必要があります。
そのために、いくつかのステップを踏んで収納計画を進めていきましょう。ここでは、収納計画の流れをまとめています。
1.不要なものを捨てる
現在の住まいにある物を整理して、どのくらいの荷物があるのかを確認します。
この中で不要な物は、引っ越しを機に処分すると良いでしょう。
特に数年使っていない物については、本当に必要かどうかを判断し、思い切って処分することも大切。もちろん必要なものなのに捨てる必要はありませんが、この機会にすっきりさせましょう。
2.今ある物をリストアップ
不要なものを処分したら、次は家の中にある持ち物をリストアップしていきます。
種類と量を書き出すとわかりやすいでしょう。
大型家電から小さい小物類まで、家にあるものすべてをリストアップしてみてください。
リストアップする際には、「頻繁に使うもの」「年に数回使うもの」「年に1回も使わないもの」と、使用頻度をある程度わけて整理しておくと、収納を考える際に便利です。
3.将来必要になる物をリストアップ
現在、自宅にあるものをリストアップしましたが、そこへ「将来的に必要となるもの」を追加していきます。
例えば、現在は夫婦2人暮らしでも、将来的に子どもが増えるかもしれません。その場合には、子どもが生まれた後に必要となるものをリストに加えていくのです。
ベビーカーやひな人形、子どもの洋服などを考慮すると良いでしょう。
また、引っ越しを機に新たに買う家具や、家電なども追加でリストアップしておきましょう。
4.どこに収納するか検討
リストアップしたものを新しい家のどこへ収納するか?を考えます。
収納場所を決める際には、「適材適所」がポイント。
使うものを使う場所の近くに配置・・・例えば、食品ストックならキッチンやダイニング付近に、というように決めていくと、動線がスムーズになり生活しやすくなるでしょう。
人気の収納計画
どんな収納が人気なのかわからないと、イメージがわかないはず。
ここでは、マイホームの収納計画を検討中の方に、人気の収納計画をご紹介しましょう。
土間収納
最近は、玄関の隣に3畳ほどの土間収納を希望されるケースが増えています。
土間収納があれば、ベビーカーや三輪車、ゴルフクラブなど外で使う大型の物を収納することができます。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、ベビーカーの収納に悩まれる方が多いです。
土間収納があれば帰宅してそのまま収納できるので、お出かけ時の準備が楽になるでしょう。広めのスペースにすればベビーカーを畳まず収納することもできますね。
また、土間収納に手洗いカウンターを配置するご家庭もあり、コロナ禍である現在では需要が高まっています。
玄関~パントリー~キッチン
買ってきた食料品をしまう作業、実は結構大変です。
日常生活で繰り返し行う作業なので、できるだけストレスを減らしたいですよね。
玄関にパントリーとキッチンを隣接させることで、買ってきた食材をすぐにパントリーに収納したり、冷蔵庫にしまったりすることができます。
玄関からすぐパントリーへつながる動線であれば、重たい荷物を持つ距離が少なくなるのも嬉しいところ。玄関ホールからキッチンまでの通路をウォークスルーのパントリーにするというのもおすすめです。
ファミリークローゼット
ファミリークローゼットは、家族で共有できる大きめのクローゼットのこと。ウォークインとウォークスルータイプがあり、家族全員の衣類を収納できます。
場所を決めてそれぞれの衣服を収納しておけば、どこに何があるか一目でわかり、とても便利。また、洗濯物をしまう際にも、同じ場所にしまえば良いので時短につながるでしょう。
衣類の収納が1ヶ所にまとまることで、動線がスムーズになります。
最近では、脱衣室の近くにファミリークローゼットを配置するご家庭も増えてきました。
ファミリーロッカー
子育て世代に人気のあるファミリーロッカーは、家族みんなで使うロッカーです。
お子さんはランドセル、習い事の道具、給食袋、勉強道具、などをしまっておけます。大人なら、上着や仕事用のバッグ、趣味の道具などでしょうか。
学校や職場にあるロッカー風の収納であり、1人1つの収納スペースとなっているので、毎日使うものを置く場所として決めておくと探す手間が省けるでしょう。
脱衣所の造作収納
脱衣所や洗面所の造作収納では、脱衣、入浴、洗面、洗濯などで必要となるものを収納できます。
タオルや下着、パジャマなどの衣類を置いておける収納があれば、着替えを取りに行かなくても、帰宅後すぐお風呂へ直行できるでしょう。
鏡面裏、洗面台の下、洗濯機の上部など、収納スペースを多くすればするほど、生活動線がスムーズになります。
屋根裏収納&下屋根収納
屋根裏収納は「小屋根収納」とも言われていて、屋根裏のデッドスペースを収納スペース化したもの。また下屋根収納は、1階の屋根部分を収納スペースにしたものです。
屋根裏収納や下屋根収納をつくると、デッドスペースを生かすことができます。
屋根裏収納には、お雛様やクリスマスツリーなどの季節的なものや、普段あまり使わないものを入れておくと良いでしょう。
また、災害用食品の備蓄スペースとしても使うことができます。
上手な収納計画でスッキリ暮らそう!
今回は、注文住宅で人気の収納計画をまとめました。
家族のライフスタイルに合った収納計画を取り入れることができれば、動線がスムーズになり生活のクオリティが高まります。
上手な収納計画で、快適な暮らしを叶えましょう。
太田 貴也/▶ twitter│▶ Instagram
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